縦長リビングのインテリアレイアウト【オシャレで快適にするコツ!】
マンションなどでよく見る縦長リビングに家具を置く場合、どのようなインテリアレイアウトにすれば快適に過ごせるのでしょうか。オシャレに演出するためにも、知っておきたいポイントをご紹介します。
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縦長リビングのメリット・デメリット
縦長リビングは出入口からバルコニーにかけて長くなっているのが特徴です。1LDKの場合には廊下を挟んで反対側にもうひと部屋あるタイプもありますが、2LDK以上となれば片方の壁側に部屋があるタイプが多くみられます。
キッチンは出入口付近に設置されることが多く、独立型のものやキッチン台が壁を向いたオープンタイプ、さらにカウンターキッチンタイプやアイランド型などがあります。
縦長リビングのメリット
縦長リビングの一番のメリットは、家具を配置できる壁が多いことです。片側(場合によっては両側)に長い壁があるので、ここにいろんな家具を並べて置くことができます。見た目がすっきりしますし、使い勝手も良くなるでしょう。
また反対側の壁側に部屋がある場合、引き戸で仕切られていれば開け放すことで開放的な空間が生まれます。親戚など大勢が集まる時に便利です。
縦長リビングのデメリット
一方でデメリットとなるのは、バルコニーから離れたダイニングキッチンに外の光が届かないことです。部屋の向きによっては、日中でもリビングの奥が暗く照明をつけなければならないこともあるでしょう。
また両側の壁に家具を配置すると横幅が狭くなり、リビングが狭く感じることもあります。大画面のテレビを壁側に置き反対側にソファを置くと、近すぎると感じるかもしれません。
縦長リビングのインテリアレイアウトの基本ポイント
縦長リビングのインテリアレイアウトは、出入口近くにダイニング用のテーブルや収納を置き、バルコニー側にテレビボードやソファなどのリビング用家具を置くのが基本ポイントといえます。
これは縦長リビングの間取りが出入口近くにキッチンがあるパターンが多いためです。キッチンもオープンタイプや独立タイプなどいろいろあります。まずはそれぞれに合うパターンでダイニングのレイアウトを考えるようになるでしょう。
窓とドアの位置を考えてレイアウトする
リビングにはバルコニーへのサッシの他に、光を取り込む窓や別の部屋あるいは廊下とつながるドアなどがあります。これらの位置を考えて家具を配置するレイアウトを考えます。
ドアの前に家具は置けませんし、サッシの前もバルコニーへの出入りに邪魔にならないよう空間を開けなければなりません。窓の高さより高い家具を置くと、せっかくの光を遮ってしまいます。さらに南向きのバルコニーから入る光がテレビに反射しないよう、テレビボードを置く位置にも工夫が必要です。
このように同じ縦長リビングであっても、窓やドアの位置によって適切な家具のレイアウトは変わるので注意しましょう。
縦長リビングでのゾーニングの仕方
縦長リビングは出入口からバルコニーにかけて距離があるので、生活空間を分けることができます。これをゾーニングとよびます。
ゾーニングはそれぞれの生活空間を、たとえばダイニングスペースやリビングスペースであることを明確に意識できるようにするものです。そのためにはいくつかのポイントがあります。
まず床にラグマットなどを使うことで視覚的にゾーニングを意識できます。たとえばリビングスペースに足の長いマットを置けば、くつろぎの空間であることを意識できます。
あるいは家具を利用して仕切りを作るのも、ひとつの方法です。ダイニングとリビングの境目にカップボードやシェルフのような収納を置いたり、ソファを置いたりすることで生活空間の違いを意識できるでしょう。
動線の作り方と考え方
縦長リビングは一般的に出入口手前からキッチン・ダイニング・リビングスペースという配置になります。それらの生活空間を行き来するための動線をしっかり確保することが大事です。
たとえば洗濯物をバルコニーに干す場合、出入口から家具を避けて右に左にと動くような動線だと不便です。一本の道を作ることを意識して家具を配置するとよいでしょう。
また収納家具なども必要なモノを必要なところで使えるように置くことが大事です。ダイニングで使う食器がリビングスペースの収納にあると、毎回そこまで取りに行かなければなりません。ここでもゾーニングを意識して、適切に家具を配置するようにしましょう。
スポンサードリンク縦長リビングをオシャレにコーディネートするポイント
縦長リビングの特徴を考えて、ゾーニングや動線を意識した効率の良い家具の設置方法をご紹介しました。続いてオシャレに演出するためのコツをご紹介します。ポイントは家具の選び方です。
ラグで縦長リビングをゾーニングする
ラグマットひとつでリビングの印象を大きく変えることができます。ゾーニングのために使うのであれば、ダイニングスペースに対して落ち着いた色合いの、足の長いラグを敷けばリラックスできるリビング空間を演出できます。
あるいはダイニングとリビングの家具が異なる色合いである場合、その中間色のラグを敷くことで統一感を演出できます。
カラーの選び方としては、ゆったりとくつろげる空間にしたい時はグリーンやブラウンなどの上品な色合いにするとよいでしょう。小さな子どもがいるので明るい雰囲気にしたい時は、イエローベースのラグがおすすめです。
あるいは都会的で洗練されたオシャレな雰囲気にしたいのであれば、上品なグレーや淡いブルーなどもよいでしょう。
縦長リビングにオススメの家具の選び方
リビングをオシャレに演出するためには、統一感を生み出すような家具の選び方が大事です。そのポイントはふたつあります。
まずひとつめは、家具の背の高さをバラバラにしないことです。もちろんすべてを同じ高さに揃える必要はありません。配置の際に、高いものと低いものを意識することなく並べるのではなく、目線の先にどのように並ぶのかを考える必要があります。
リビングの出入口からバルコニー側へと目を向けた時、手前から奥にかけて背の低い家具を並べるようにすると空間が広く感じます。すっきりとした印象を受けるので、オシャレな雰囲気にすることができるでしょう。
もうひとつのポイントは色の選び方です。ダイニングスペースとリビングスペースに分けてテーマを決めても良いですし、リビング全体のテーマを決めても良いでしょう。その際に同系色の色で揃えると、統一感が生まれます。
たとえばナチュラルな雰囲気にしたいのであれば、ブラウン系のカラーを選ぶことになります。その時に背の低い家具は色合いの濃いものを、背が高いものは淡い色調のものにすると圧迫感を感じませんし統一感も生まれます。
ただしすべての家具を同系色で統一してしまうとリビング全体のインパクトがなくなり、ぼんやりした印象になってしまいます。そこでインパクトのある鮮やかな色のクッションなどをアクセントカラーとして置いておけば、空間にメリハリが生まれます。
縦長リビングを広く見せるコツ
狭く見えてしまいがちな縦長リビングは白色をベースとしたインテリアにすることで、圧迫感なく広がりのあるインテリアにすることができます。
床や家具など統一して白ベースにし、アクセントカラーで自分らしい空間にすると良いでしょう。上の写真であれば、白色ベースにしターコイズブルーをアクセントカラーにしています。
また、縦長リビングは縦方向に長い分だけ、両側の壁に挟まれたような圧迫感を感じることがあります。背の高い家具を壁一面に配置してしまうと、さらに狭さを感じてしまいます。
そこでダイニングスペースあるいはリビングスペースで普段座る位置から視線に入る空間には、背の高い家具を置くのは避けた方がよいでしょう。またテレビボードを壁側に置いて大画面のテレビを置くと、圧迫感を感じます。このような場合、バルコニー側のコーナーにテレビ台を置くとよいでしょう。
また収納家具も扉付きのものではなく、オープンなシェルフタイプにすれば空間に広がりを感じます。壁と壁の距離がそれほど離れていないリビングの場合には、このようにオープンタイプの家具を活用するとよいかと思います。
縦長リビングだからできるインテリアレイアウト
縦長リビングの利点は広い壁があることです。この壁を生かすようなレイアウトにすれば、縦長の良さを存分に活用できるでしょう。
たとえばコレクションしているものがある人は、壁にオープンタイプの棚を置けばコレクションをディスプレイすることができます。あるいはリビングの真ん中にソファを置くことによって、ダイニングとくつろぎのスペースを明確に区分けすることができます。リビングで勉強をする子どもがいるのであれば、このようにはっきりとゾーニングをすることでダイニングテーブルでの勉強に集中できるのではないでしょうか。
縦長リビングまとめ
縦長リビングは家具のレイアウトに比較的自由度のある間取りです。
家具の選び方、ゾーニングの仕方、動線の考え方で快適なレイアウトが実現できるはずです。
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