狭いリビングでも家具をオシャレにレイアウトするには?【7つのコツ】

狭いリビングでも、家具のレイアウトによってオシャレに、かつ広く感じるようになります。引っ越しの際に家具を買い替えるのであれば、どんな点に注意すればよいのか7つのポイントをご紹介します。

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狭いリビングでは家具レイアウトによる動線とゾーニングを意識する

狭いリビングをオシャレに広く見せるためには、すっきりとした家具の配置が必要です。しかし家具が多いと、どうしても雑然とした雰囲気になってしまいます。

そこで注意したいのは動線の確保です。動線とはリビングの中を行ったり来たりする通り道のことですが、ベランダに出て洗濯物を干したり食事の用意をしたりするのにスムーズな通り道が必要です。

動線の確保でポイントになるのが、リビングの中のゾーニングとなります。ゾーニングとは生活空間を目的に応じて分けることで、食事をするスペースやリラックスするスペースなどを区分けします。ゾーニングをしておけば通路を確保できますし、無駄なスペースを生み出すことなく限られた空間を有効に活用できます。

ゾーニングで必要なのは、最小限の通路を確保することと、家具をうまく配置して通路を作ることです。出入り口からベランダや隣の部屋、収納家具までの通り道を作り、移動を楽にすれば部屋もすっきりとおしゃれにまとまります。あとはくつろぎのスペースや食事のスペース、他に勉強するスペースなど作っておきます。

リビングを広く見せるコツ、視線の抜けを作る

狭いリビングを広く見せるコツとして、動線とゾーニングを確保することに加えて、視線についても注意すれば狭いリビングでも雑然とせずにおしゃれに家具を配置できます。狭い空間も、視線が先に抜けることで広がりを感じるからです。

まずリビングの出入り口から窓(ベランダ)へとつながる一本の通路を確保するようにしましょう、見通しが良いので空間に広がりを感じますし、動線の確保にもつながります。そしてその通路を挟むように家具を配置すれば、すっきりとキレイに配置することができます。

その家具のレイアウトですが、リビングの出入り口から窓(ベランダ)にかけて徐々に背の低い家具を置くようにすることも大事なポイントです。視線の先に高い家具がなければ、空間が広く感じられます。

また普段座るソファに腰掛けた時、その視線の先に注意してみてください。何か背の高い家具がないかどうかをチェックするわけです。収納棚やカップボードなどがあると圧迫感があるので、できる限り視界から離して配置するようにします。

どうしても背の高い家具が多いという人は、視線が集まるようなフォーカルポイントを作るとよいでしょう。フォーカルポイントとは、つい目を向けてしまうようなところ、視線が集まる場所です。

たとえば壁に絵を飾り間接照明を当てることで、自然とそこに目が向くようになります。もちろんその周辺には背の高い家具は置かないことが大事です。このように心理的につい目を向けてしまう視線の抜けを作ることでも、狭いリビングに広がりを感じることができます。

リビングの中に役割を!適度にゾーニングをして空間を分ける

狭いリビングにどう家具をレイアウトすればよいか迷ったら、ゾーニングを意識しましょう。家具を目的別に分けてレイアウトしそれぞれの場所に役割を持たせましょう、使い勝手も良くなります。

ゾーニングはリビングというひとつの空間をいくつかの生活スペースに区切ることです。たとえばゆったりとソファに座る空間の中に必要な収納家具を置いておけば、頻繁に立ったり座ったりを繰り返さずにすみます。

あるいはダイニングスペースも設けるのであればキッチンの側に配置し、くつろぐ空間とは明確に棲み分けをすることで不要な動作を減らすことができます。用途に分けて家具を配置すればすっきりとオシャレにまとめることができるでしょう。

狭いリビングで個性を出す時は、メインとなる家具を1つだけに絞る

リビングに置く家具は、できればお気に入りのものをひとつに絞るとよいでしょう。欲張ってあれもこれもと好きな家具を置けば満足度が高まる気がします。しかし、気に入った家具が多いとかえって気が散ってしまいますし、何となく気持ちも落ち着かないのではないでしょうか。

逆にメインとなる家具をひとつに絞ることで、それがアクセントポイントになり狭い空間に統一感を生み出してくれます。統一感のある空間は雑然とした雰囲気の空間よりも広く感じますし、すっきりとキレイにまとまります。

リビングが何となく落ち着かないという人は、お気に入りの家具をひとつ選んでみてはいかがでしょうか。できればソファやテーブルといった大型家具がよいのですが、お金をあまりかけたくないのであれば、ラグマットやダイニングチェアなどでもよいでしょう。その際には、部屋全体のトーンとは異なる色合いのものを選ぶと効果的です。

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家具の高さを意識するとオシャレにまとまる

狭いリビングをオシャレにするためには、雑然とした雰囲気にならないように注意しましょう。使いやすい家具やお気に入りの家具もあると思いますが、高さがバラバラになるとどうしても落ち着かない雰囲気になってしまいます。

収納棚やテレビボード、カップボードなどの家具は、高さに注意して配置するとよいでしょう。同じ高さであればよいのですが、違うのであれば低いほうから高いほうに揃えるように置くのがポイントです。それもリビングの奥に向けて低くなるように配置することで、空間に広がりを感じることができます。

またテレビボードをあらたに購入するのであれば、高さの低いものを選ぶことをおすすめします。真ん中にテレビを収納するようなデザインの、大容量の収納を確保したものは圧迫感があります。テレビを観ている時にそのような圧迫感を感じることがないので、リラックスできます。

リビングが広く見える色を使う

狭いリビングに置く家具を選ぶ時には、その色にも注意してください。気に入った色で選ぶのではなく、空間に広がりを感じる色を選ぶのがポイントです。

色は濃いものより淡いもののほうが広がりを感じさせます。たとえば白は膨張色とも言われ、服でも大柄な人が白い服を着るとさらに大きく見えてしまいます。これは家具でも同じです。白のように淡い色合いの家具を置くことで、部屋の空間に広がりを感じることができます。

ただし全てを真っ白にしてしまうとメリハリがなくなりますし、立体感がなくなってしまいます。たとえばアイボリーで濃淡のある家具を選ぶなど、多少の色の違いをつけることで立体感が生まれます。ライトブラウンでも良いのですが、基本色を選んだらなるべく淡い色調で統一し、なおかつ濃淡をつけるようにしてみましょう。

もしフローリングが濃いブラウンであったならば、ホワイトやアイボリーのラグマットを敷いてみるとよいでしょう。ベランダのカーテンも明るい色にすることで、部屋全体が広く感じます。大きな面積を占めるラグマットやカーテンの色を明るくするだけで、印象はかなり変わります。

狭いリビングに合うソファとテーブル

狭いリビングに大型のソファやテーブルを置いてしまうと、よけいに狭さを感じてしまいます。ではどのようなソファやテーブルを選べばよいのでしょうか。

実は単純にコンパクトなサイズの家具を選べばよいというわけではありません。むしろ中途半端に小さなソファやテーブルは、馴染みのないサイズ感が気になってしまいます。大事なことは、いかにリビングの空間に馴染むかということです。

まずポイントになるのは膨張色となる明るい色を選ぶことです。テーブルも丸みを帯びたデザインであれば、やわらかな印象を受けます。もちろん通り抜けができないような大きさは避けるべきですし、動線を確保できるサイズを確認しておきましょう。

ソファもデザインが違うだけで存在感に違いが生まれます。たとえば足のついたタイプのソファであれば、床が見える分だけ広がりを感じます。背もたれの高さも、できる限り低いものを選んで視界の抜けを良くしましょう。また革張りよりも布製のほうが質感がやわらかくなりますし、存在感も弱まります。

狭いリビングのオシャレなレイアウトまとめ

ご紹介した7つのコツを実践するだけで狭いリビングでもオシャレにレイアウトできるはずです。

ポイントは家具選びとレイアウト(見せ方)、そして色です。

是非参考にしてみてください。

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