無垢フローリングの木の種類とメリット・デメリット【写真付】

2018/11/11

インテリアスタイルに合った無垢フローリングなどの床材選びにも注目が集まっています。

最近のインテリアの傾向として、ナチュラルなものや自然を取り入れたものに注目が集まっていますが、無垢フローリングには木の温かみを感じられる、木目などの表情を楽しむことができるなどの利点があり、自然志向、本物志向の方に特に人気の床材です。

ひとくちに無垢フローリングと言っても種類は様々。今回は色彩や木目の風合いに注目して、いろいろな無垢材を紹介したいと思います。

また、無垢材のメリット・デメリットについてもふれていきます。
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ライトカラー無垢フローリングにおすすめの木材

軽い色目の無垢フローリングは、北欧系、フレンチ系、ナチュラル系などのお部屋と相性が良いでしょう。

楓(かえで・メープル)

メープル無垢【Aグレード】

メープルの無垢フローリングは広葉樹の中では比較的固く、白色っぽく、節や木目の主張が強くない木材です。

くせがなく、家具などにもよく用いられています。光沢感のある木肌で高級家具に使用されることもあります。

「バードアイ」と呼ばれる鳥の目のような杢が現れることがあり、メープル特融のものとして愛されています。

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樺(かば・バーチ)

MOCMUC カバ90 ラスティック 無塗装

樺の木と言われるより、バーチと言われた方がピンと来る方も多いのではないでしょうか。

比較的安価なものも多く、優しい木目と緻密な肌目で人気の高い種類のひとつです。

経年による色の変化も感じやすく、だんだんと赤みがかった色になっていき、深みが出てきます。変化を楽しめる樹種のひとつです。

ダークカラー無垢フローリングにおすすめの木材

暗い色目の無垢フローリングは、インダストリアル系はもちろん、落ち着いた雰囲気や重厚感を出したい方におすすめの木材です。

胡桃(くるみ・ウォ-ルナット)

MOCMUC ブラックウォールナット120 ラスティック 無塗装

ウォールナットは世界三大銘木のひとつともされ、人気の高い木材です。

塗装の方法にもよりますが、独特の濃い色合いを持ち、高級感のある落ち着いた空間に合わせやすい木材です。

また、経年変化でさらに色の濃さが増していくので、どんどん深みのあるものになっていきます。

木目のはっきり出る無垢フローリングにおすすめの木材

木目のはっきりでる無垢フローリングは、より「無垢感」を感じたい方におすすめです。

杉(すぎ)

杉(スギ)フローリング

杉はフローリングだけでなく、柱をはじめ天井板や建具、外壁にも使用される木材です。樹齢や育った環境でかなり表情が変わってくると言われています。

針葉樹ならではの軽さと柔らかさを持ち、節も多く見受けられます。後述する早材と晩材の差が大きいため、木目がはっきりと表れ硬さにも差が出てきます。これらの節や木目によって杉らしい表情を感じることができる木材です。

また、杉の産地は日本国内の様々な場所にあるため、地産地消や地元の素材にこだわりがある方からも支持があります。

栗(くり・チェスナット)

クリA75幅 FJ UV塗装品 【フィンガージョイント】

チェスナットはとても固い材で、広葉樹でありながら家の土台として使用されることもあるほどです。灰白色で肌目は荒めですが、固く粘りがあります。硬めの材で広葉樹のフローリングを探している方にはおすすめです。

針葉樹と広葉樹の無垢材の違い

大きく分類すると針葉樹はまっすぐ目が通っていて家の部材などに使用されることが多く柔らかく軽い木材、広葉樹は木目が綺麗で家具に使用されることが多い硬く重たい木材です。

針葉樹広葉樹と言われると理科などで、葉が細くて常緑の「針葉樹」、葉が大きく落葉する「広葉樹」と習ったことを懐かしく思い出したりしますね。

木は道管と呼ばれる水の通り道と、繊維と呼ばれる幹を支える組織で作られていて、これらの構造が重要になってきますが、この構造が針葉樹と広葉樹では大きく異なっているのです。

まずは家の部材でもよく使用される針葉樹。杉(スギ)、檜(ヒノキ)、パインなどがよく知られていますね。これらの針葉樹は組織の9割が前述の道管で出来ています。

これは春から活発に成長し、秋から活動が弱まるのですが、この季節ごとで材の性質に違いが出てきます。春にできる「早材」は薄い色で柔らかく軽い組織、秋にできる「晩材」は濃い色で固く重たい組織が出来上がります。これを毎年繰り返すことで年輪となっていくのですが、針葉樹の中でも「早材」が多い木材は柔らかく優しい色味、「晩材」が多い木材は色が濃く強度のある木材となります。

次に広葉樹ですが、道管と繊維で形成された仮道管が配列されていますが、木の種類によってその割合や配列が異なっているため、その木特融の美しい木目となって表れます。

欅(ケヤキ)や楢(ナラ)、栗(クリ)などは道管が年輪に沿って並び、それらが板目面に出て表面の肌の粗さにもなりますが、それがくっきりと木目として表れます。楓(カエデ)や樺(カバ)は細い道管があちこちに分散し、これらによって緻密な木肌と比較的おとなしい木目となって表れます。

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無垢フローリングのメリット

長く使いこんでいくことで風合いが増し、その変化を楽しむことができることはもちろんのこと、以下のようなメリットが挙げられます。

適度な弾力性と柔らかさ

選ぶ木の種類によっても異なりますが、歩く際やフローリングに座った際に木の弾力感や柔らかさを感じることができます。

特に柔らかい材の多い針葉樹の無垢フローリングの歩いた時の踏み心地や弾力感は、とても心地よく感じています。

風合いの良さと経年による変化

風合いの良さも言わずもがなですが、日を浴びる等の外的要因で無垢フローリングは少しずつ変化していきます。反応は赤みがかってくるもの、黄みが強くなるもの、濃淡の強くなるものなど樹種によって様々です。

家族で変化を感じ楽しむことが出来る点も利点であると思います。

木そのものの良い香り

アロマのようなはっきりした香りではなく、ふんわりとした木の香りを感じることが出来ます。

わたしは外出から疲れて帰宅した際には特にですが、扉を開けた際にふわっと香る木の香りに「家に帰った」という実感と安らぎをあります。

保温保湿効果

木そのもののぬくもりによる保温効果と呼吸による保湿効果が期待できます。

保温効果については冷暖房の持続性が良く、床暖房などには劣りますが、冬には人の熱でもじんわりとした温かさをより感じることが出来ます。夏場も冷房の持続はよく、冷たい空気を留めてくれますが、人の熱も保管されやすくなるため大人数でいると逆に暖かくなっていってしまうかもしれません。

保湿調質効果もよく挙げられ、無垢材も膨張収縮を繰り返しているので調質度合いを目で確認することができます。

個人的な体感としては、保湿効果よりは保温効果の方が実感があるように思います。

無垢フローリングのデメリット

フローリングの反りや隙間ができる「あばれ」

木は湿度が高ければ膨張し、乾燥した時には収縮します。膨張すると木が反ったり継ぎ目部分が盛り上がったりし、収縮するとフローリング材どうしの間に隙間が出来やすくなり、このことを「あばれ」と言います。

最近では木材を乾燥させる技術の向上もあり少なくなっていますが、呼吸する木を使用する以上、それでもゼロにはなりません。ある程度のあばれは念頭に置いておきましょう。

我が家でも湿度の高くなる夏、うっかり掃除で取り損ねた髪の毛がフローリングの隙間に挟まってしまっている、なんてこともありました。

施工代が高い

上記のあばれに起因することですが、あばれの対策としてフローリングを張っていく際にピッタリと張らずにわざと隙間を開けて張っていきます。スペンサーと呼ばれる名刺大程のものをフローリング材の間に咬ませて張っていくのですが、普通にフローリングを張るより手間も時間もかかってきます。そのため、複合フローリングなどと比較すると施工代が少し高くなることが多いようです。

メンテナンスの必要性

選ぶ無垢材の塗装方法にもよりますが、木の風合いが楽しめる自然な塗装ほどメンテナンスの必要性が増していきます。

よく挙げられるメンテナンスはオイルなどの塗布で年に1回程度を推奨しているところが多いように思います。

せっかくの無垢材なので厚い塗装をして木の風合いを損なうことはもったいないですが、メンテナンスの必要度合と比較して、ご自身でバランスが良いと思われる塗装を選ばれることでメンテナンスの度合いも変わってきます。

無垢フローリングの掃除方法

掃除機などは問題なく使用できますが、水分を吸収してしまうため水拭きが容易にできないなど、掃除方法が限定されてしまいます。

最近では無垢フローリング専用のフローリングシートなども販売されているので、お掃除のアイテムにプラスしてみると良いかもしれません。

無垢フローリングの木の種類とメリット・デメリットまとめ

一時は複合フローリングや塩ビタイル、カーペットなどに押されていた無垢フローリングですが、近年の本物志向・自然志向の後押しもあり、新たに施工される住宅での採用率はだんだんと高くなってきています。

また、節のないもの、欠点のないものを良しとする風潮にも歯止めがかかり、その木ならではの風合いを楽しむ方も増えてきているそうです。花の1本1本が違うものだと言われることと同様、フローリングに使用される木1枚1枚にも様々な表情があり、また経年によってその表情も変えていきます。

家と一緒に年を重ねていけるような無垢フローリング、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

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