ヘリンボーン床で上質フローリング!素敵なインテリア実例とDIY
インテリアの印象を決める上で大切な「床」。
今回ご紹介したいのが、フローリングの貼り方の一つ「ヘリンボーン」です。
ヘリンボーンの床はヨーロッパ貴族が好んで使ったフローリングデザインで、高級感と上品さを持っているのに親しみを覚えるお洒落なデザインで人気です。
ヘリンボーンの床を取り入れるだけでインテリアのランクが1つ上がるといっても大袈裟ではない魅力を持っています。
それではそんな「ヘリンボーン」のデザインやdiyでの貼り方、費用やデメリットまで全部ご紹介していましょう!
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- 1. そもそも「ヘリンボーン」とは?
- 2. ヘリンボーンを使ったリノベーション事例
- 3. ヘリンボーンを使ったモダンなインテリア
- 4. ヘリンボーンを使った北欧インテリア
- 5. ヘリンボーンを使ったリノベーション
- 6. ヘリンボーンを使って上質な書斎インテリア
- 7. フレンチヘリンボーンでさらに上品に
- 8. ヘリンボーンでインダストリアルもどこか上品なスタイルに
- 9. アンティーク調ヘリンボーン
- 10. ヘリンボーンを使ったアパルトマン風インテリア
- 11. 床材の種類と選び方
- 12. ヘリンボーンにオススメのフローリング材
- 13. ヘリンボーンがどのように貼られているか見てみよう
- 14. DIYでヘリンボーンって貼れるの?
- 15. ヘリンボーンのデメリットも理解しておこう!
- 16. ヘリンボーンの施工費用はいくら?
- 17. まとめ
そもそも「ヘリンボーン」とは?
ヘリンボーンとは、フローリングの床貼りの方法の一つで、デザインが開きにしたニシン(herring)の骨(bone)に似ている事からその名が付いています。
名前の由来だけ聞くと可愛くないですが、そのデザインは世界中で多くの人を魅了しています。
特にヨーロッパの貴族の家で使わていたこともからも、昔からその高級感とデザイン性が高く評価されていた事が分かります。
日本でも寄木貼りという床貼りの技法があり、その中の一つがヘリンボーンでもあります。実は、日本でも昔から親しまれてきた技法なんですね。
そんなヘリンボーンはその高級感と上質感、クラシカルな雰囲気が再認識され住宅の床デザインに採用されるケースが増えています。
ヘリンボーンを使ったリノベーション事例
続いては、ヘリンボーンを使ったインテリアの実例をご紹介していきたいと思います。
明るめの色のフローリング材と爽やかなブルーのタイル、そのに硬質なアイアン性のガラスパーテーションを入れることで、爽やかながらも締りのある印象の空間になっています。
通常の定尺貼りだと均質的な空間になってしまいそうですが、ヘリンボーン貼りを使う事で空間に動きが生まれて、良い意味で生活感ある楽しい空間になっています。
コチラはリノベルさんの施工事例
ヘリンボーンを使ったモダンなインテリア
モダン家具とヘリンボーン床を組み合わせたインテリアです。こちらの事例ではライトカラーのフローリングを使用して軽やかなモダンテイストのインテリアで万人に好かれそうなインテリアですが、ダークカラーのフローリングであればもう少し、クラシックな感じや高級感のあるインテリアに仕上がると思います。
ヘリンボーンを使った北欧インテリア
ライトカラーのフローリングを使ったヘリンボーンと北欧家具を組み合わせたインテリアですが、これが思った以上に良いですね。ヘリンボーン床が北欧家具を繋ぐような存在になっています。
ヘリンボーンを使ったリノベーション
インテイリアの雰囲気を作りやすいヘリンボーンはリノベーションでも多く採用されています。
上のリノベーション事例では黒の室内窓と扉、モールテックスのキッチンが印象的なインテリアですが、そのどちらとも相性良く馴染んでいますね。
リノベーションでよく使われる、アイアン系素材、タイル系素材、モルタル系素材との相性が良い特徴があります。
上の事例のようにヘリンボーンの床に黒のタイルを合わせてもオシャレですね。空間全体が締まった印象になります。こういった空間はモダンな家具にもトラディショナルな家具でも合う許容の広さがあります。
スポンサードリンクヘリンボーンを使って上質な書斎インテリア
重厚感や権威感のある書斎にしたい時にもヘリンボーンの床は大活躍してくれます。もともと、上質な印象を作りやすいヘリンボーンの床は書斎に使うと権威性のあるインテリアにすることができます。
ヘリンボーンの床が、本棚と天井のモールディングとの相性も抜群ですね。
事例では少しマットは印象のフローリング材を使用していますが、光沢のある塗装にするとさらに重厚感を感じることができるはずです。
フレンチヘリンボーンでさらに上品に
ヘリンボーンの集類の中でも、スッキリとしたデザインと上品な雰囲気が人気のフレンチヘリンボーンという張り方もあります。
フローリングの角を斜め45度にカットして継ぎ目をスッキリとさせているのが特徴です。
上品で嫌味のないデザインなので、ヘリンボーン床にしたいけど、まだちょっと悩んでるという方にはこちらもオススメです。
最近ではフレンチヘリンボーン用に予めフローリングの端を45度の傾きでカットしたフレンチヘリンボーン専用のフローリングも販売していますので、
そういったフローリングを使えばヘリンボーンもさらに身近に取り入れる事ができます。
コチラはNUさんの施工事例
こちらもフレンチヘリンボーンを使った事例です。マットな質感のフローリングを使っており、軽やかな印象を受けます。ただ、フレンチヘリンボーン特有の高貴なイメージのおかげで、上品なインテリアにまとまっています。
マットな質感のフローリング材を使ったフレンチヘリンボーンだとフランスのアパルトマンのような感じがあってとてもお洒落ですね。
こちらは光沢ある塗装を施したヘリンボーンです。先ほどの事例と全く雰囲気がことなり、高級感の強い質感になりますね。
コチラは壁にモールディングを施した部屋にフレンチヘリンボーンを合わせたお部屋です。フレンチヘリンボーンとモールディングの相性は抜群で、この2つを組み合わせるだけでパリのインテリアのような雰囲気にすることができます。
出典:http://kagami-renovation.com/
実はこの貼り方、通常のヘリンボーンよりも貼るのが難しく、出来上がった時は職人さんに感謝の気持ちでいっぱいになる張り方です。
下のブログで詳しい貼り方について書かれています。
ヘリンボーンでインダストリアルもどこか上品なスタイルに
コチラはハードなデザインが格好良いインダストリアルデザインとヘリンボーンの掛け合わせ空間。
無骨なデザインが格好良いインダストリアルデザインですが、ヘリンボーンと組み合わせると空間になじみながらも上品な空間に仕上がります。
◆インダストリアルなインテリアにする為のコツを紹介した記事は下記からどうぞ
カッコよさも、上質感も欲しいという方にはオススメの空間デザインですね。
上はレジェンダリーホーム・スウィートさんの施工事例です
http://www.legendary-home.com/
スポンサードリンクアンティーク調ヘリンボーン
無垢のフローリングは年月とともに味わいが増してくるのはご存じの通りだと思いますが、ヘリンボーンでも同じで、年月のたったヘリンボーンは上質感はそのままにカッコ良さが増す印象ですね。
特に赤茶系の色にしたヘリンボーンは年月が経つと高級アンティークのような味わいになります。
ヘリンボーンを使ったアパルトマン風インテリア
ヘリンボーンをシンプルな家具とオイルヒーターを組み合わせることで、フランスのアパルトマンのような空間にすることができます。
日本ではなじみの薄いオイルヒーターですが、機能性以外にもデザイン性にもとても優れており、海外のようなインテリアを目指したいなら是非取り入れたいアイテムの一つですね。
◆北欧インテリアと海外インテリアについては下記の記事をどうぞ◆
北欧インテリアの厳選実例|真似したくなる家具のコーディネイト術
【海外インテリア実例に学ぶ】お部屋がオシャレになる参考写真まとめ!
ヘリンボーン×レトロのクラシックデザイン
もともとクラシカルな印象が強いヘリンボーンですが、レトロなデザインと組み合わせるのは絶対に失敗のないデザインの一つ。
写真のようにクラシックなタイルと組み合わせても良いですし、レトロな建具やレトロな小物とも相性が良いも特徴ですね。
レトロデザインとヘリンボーンの組み合わせは、オシャレさを前面にアピールせずに親しみすら覚えるような落ち着いたデザインになります。
床材の種類と選び方
ヘリンボーンは本来無垢のローリング材を使うのが一般的ですが、他の床材を使う事も一つの手です。
それぞれの床材の種類と特徴、選び方についてみていきましょう。
無垢のフローリング
木の風合いや肌触り、冬でも夏でも表面が比較的一定の温度の為、見た目も感触も良いのが特徴です。
ただその反面、他の床材に比べるとメンテナンスに気を付けなければならない面も。
また、材料費も施工費用も他の床材に比べると高くなるので、施工業者に費用をしっかり相談しましょう。
集成フローリング
合板や集成材の上に1ミリほどの薄さの化粧材を貼り合わせ加工した床材
無垢のフローリングほどの木の風合いはありませんが、メンテナンスがしやすい点と反りなどの発生がきわめて少ないのが特徴です。
化粧材は突板と呼ばれる本物の木を加工したものと、プリントシートのように人工的に木に似せた化粧材を貼り合わせる2種類があります。
木の風合いを優先するか、メンテナンスを優先するかで選べば問題ないでしょう
Pタイル
プラスチックタイルとも呼ばれ、カッターナイフで切ることができ施工が容易なことが特徴です。
木目の風合いは少ないですが、お値打ちにヘリンボーンを楽しむことができます。
クッションフロア
既にシート状になっているものにヘリンボーン柄をプリントした床材を使用します。
材料が安価な上、施工も容易な為、お値打ちにヘリンボーンを楽しむことができます。
ただ、先に紹介したヘリンボーンのデザイン事例を見てカッコイイと思って頂けた方に、見た目が安っぽいので、あまりオススメはしない床材です。
ヘリンボーンにオススメのフローリング材
ヘリンボーン床にするのに筆者がオススメのフローリング材3種をご紹介します。
オーク
一つ目がオークです。もともと樽などにも使われていた木材で耐水性、耐久性に優れた木材です。
木目ははっきりとした物が多く、アトリエ系やリノベーション系のインテリアとの相性がよいフローリング材です。
チェリー
2つ目がチェリーです。細かい木目が特徴で、優しい風合いを感じてもらえるはずです。また、きめが細かい木質なので、裸足で歩いていてもとても気持ちの良いフローリング材です。
チーク
3つ目がチークです。チークは三大銘木の一つで、反りなどの耐久性や縮みも少なく、ヘリンボーンの組み方にも相性が良い木材です。
木目もとても綺麗で、木材本来の光沢感や使いこんだ風合いも素敵で、ヘリンボーンらしい上質な空間に合う特徴を持っています。高級感あるインテリアにオススメです。
スポンサードリンクヘリンボーンがどのように貼られているか見てみよう
どんな風にフローリングが組まれているのか見ていきましょう
交互に段を組んむ貼ることで、空間にリズムや動きが生まれるわけですね。
これを床全面に貼っていくとお馴染みのあのオシャレなヘリンボーンになっていきます!
出典:https://www.kizuna-station.com/
※コチラの施工事例は絆すてーしょん様です。気になった方はぜひ
フローリングの貼り方が複雑な分、施工は本当にとても根気のいる作業です。職人さんに感謝の気持ちが生まれるはじです。
しかし、出来上がる空間はよくある定尺張りとは違い、オシャレ度が一気にアップしますね。
もちろん好みもありますが、高級感やこの独特の雰囲気は他には代えがたい生活のプラスαの雰囲気を作ってくれます。
DIYでヘリンボーンって貼れるの?
もちろんDIYも可能ですが、端の部分の加工であったり、ジョイントの施工は以外と難しいです。
DIYでやるのであれば、フローリング町の塩ビタイルを使った施工がオススメです。
塩ビタイルとは下の写真のようなもので、本物の木材とは異なり、カッターナイフで切ることができるで初心者の方や女性の方でも無理なく貼ることができます。
やっぱり無垢のフローリングにあこがれるという方にはコチラの無垢材でできたヘリンボーン柄タイルがオススメです。
タイルとはいえ無垢材から加工されたものなので、風合いは無垢そのもの。
接着剤を使わない置くだけ施工だから誰でも簡単に施工することができます。
カッターナイフを使って切り分ける事ができるので、女性でも簡単にヘリンボーン柄のフローリングを貼ることができます。
DIYでヘリンボーンを行ってみたい方は、下記サイト様でご購入頂けるので、気になった方は是非ご覧ください。
ヘリンボーンのデメリットも理解しておこう!
オシャレで格好良いヘリンボーンですが、実はデメリットも・・・
手間がかかる分、費用と工期がかかってしまいます
ヘリンボーンって貼る時の確度や端の処理など職人さんの手間暇がかかる張り方なので、どうしても工期がかかってしまいす。
さらに使うフローリング材の量も少し多くなるので、工期と相まって費用が上がってしまします。
狭いお部屋には合わないことも
デザインのインパクトが強いのとサイズ感がはっきりと分かってしまうデザインの為、どうしても狭い部屋で採用すると窮屈な空間になってしますことも。
狭い部屋にヘリンボーンを使いたい場合は薄めの色のフローリング材を使うと狭い部屋でも馴染む傾向があります。
床暖房を設置したいなら注意が必要
ヘリンボーンは無垢材を使った貼り方の一つです。
その為、床暖房を使う場合、フローリングにハネや反り、隙間が発生してしまい、見た目が残念なことになることがあります。
どうしても床暖房とヘリンボーンを組み合わせたいなら、床暖房対応の複合フローリング材を使う事をオススメします。
それともう一つ床暖房とヘリンボーンの組み合わせで気を付けなければならい事があります。
じつはヘリンボーンは普通のフローリング貼りより特殊な貼り方をすることが多く、固定の為に床にベニヤ板を1枚多くかませてから貼る場合が多いです。
その為、なかなか床が温まら事が多いのです。
温まらないという事は床暖房の出力を上げなければいけないの、おのずと床暖房代も上がってしまうということ・・・。
しっかりと確認しておかないと電気代やガス代にビックリする結果に!
ヘリンボーンの施工費用はいくら?
これだけ素敵なヘリンボーンなので、是非ともやってみたいと思われた方も多いと思います。
そこで大切になってくるのが施工にかかってくる費用。
貼り方のところでもご紹介しましたが、職人さんの手間が非常にかかる張り方です。
作業量で言えば通常の貼り方と比べて1.5倍~2倍近くかかります。
それに加えて材料が通常よりも多く必要なため、施工にかかる費用は通常よりも2~3倍近くになることも。
空間デザインが飛躍的にオシャレになるので、この費用が安いか高いと思うかは、この価値にどれだけ見いだせるか次第ですね。
まとめ
いかがでしたか?
ヘリンボーンの独特の雰囲気に魅せられた人も多いのではないかと思います。
床は部屋の中でも大事な構成要素です。
ヘリンボーンは様々なインテリアとも相性がいいので、自分の一番好きなヘリンボーンインテリアを探してほしいですね。
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