実は悪くない!北向きの部屋だから得られるメリット!
一般的に嫌われがちな北向きのお部屋ですが、実は北向きでしか得られないメリットがあるのもまた事実です。
この記事では、北向きの部屋のメリット・デメリットを踏まえて
北向きでも快適に暮らす為の方法について学んでいきます。
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北向きの部屋のメリット・デメリットは?
まずは北向きのお部屋メリットは
- 窓から綺麗な青空が広がる
- 植物が綺麗な緑色や花が窓向きに咲く
- 1日通して安定した陽射し
- 家具が日焼けしない
- 夏涼しい
- 家賃が安い
以外とメリットが多いことに気づきます。
次に北向きのお部屋のデメリットは
- 薄暗い事が多い
- 冬に寒い
- 洗濯物が乾きにくい
- 湿気でジメジメしやすい
この3つが皆さんの中で圧倒的な負の要素になっている事が嫌われている要因でしょう。
北向きでのデメリットと対策については後述しますので、まずは北向きでしか得られないメリットについて考えてみましょう。
スポンサードリンク眩い太陽への憧れが無ければ北向きのお部屋はメリットだらけ
北向きのメリットを6つ前述しましたが、1つずつ見ていきましょう。
窓から綺麗な青空が広がる
写真を撮って見比べるとよくわかりますが、太陽に近い南側は空が白っぽく見え、
太陽から遠い北側の空は綺麗な青色の空が広がることが多くなります。
植物の綺麗な緑色や花が窓向きに咲く
植物は太陽に向かってできるだけ緑を茂らせたり、花を咲かせる性質があるので、南にある太陽(北向きの窓)に向かって植物は綺麗な緑や花を咲かせてくれます。
周辺の建物の条件が東西南北で同じ条件なら、眺望に関しては北向きが一番良くなる可能性が高いです。
1日通して安定した陽射し
暖かい太陽の光とは無縁の北向きですが、北向きの窓からの光は柔らかい陽射しで、眩しい光が弱い方には実は好かれる陽射しです。
また、朝日や西日などの影響も少なく、安定した柔らかい陽射しは北向きならではのものなのです。
美術館や博物館などは、好んで北向きの窓を設置する傾向が高いくらいです。
家具が日焼けしない
直射日光の少ない北向きの陽射しは、家具やフローリングが日焼けすることが少ないので、家具やフローリング、置いてある小物を長持ちさせることができます。
夏涼しい
直射日光が少ない北側のお部屋は温度上昇する原因が少ないので、風を通してあげればかなり快適に過ごすことができます。
家賃が安い
北向きが好かれない日本では、北向きの賃貸は、家賃も安く設定されている事がほとんどです。
単身向け賃貸でも数千円違う事はざらにあります。
単身の場合で昼間はお部屋にいない場合、陽当りはそもそも関係ないので、むしろ日焼けもしない家賃の安い北向きのお部屋の方が好まれる場合もあります。
北向きのお部屋のデメリット
主な北向きのデメリットは下の4つです。
- 薄暗い事が多い
- 冬に寒い
- 洗濯物が乾きにくい
- 湿気でジメジメしやすい
どうしても太陽の光が欲しいという方には北向きのお部屋はオススメすることはできませんが、
それ以外の項目が気になるだけであれば、条件や設備、マンションや家の性能でデメリットをカバーできることができます。
高気密高断熱の暖かい家で、通気性を確保できれば、湿気や極端な寒さは解消できますし、
浴室乾燥暖房器を使えば、洗濯物の問題は限りなく解消できます。
対策をすれば太陽の光以外、それほど大きな問題ではないと筆者は考えます。
北向きが嫌われているのは日本だけ?
日本は南向き信者が多いという言葉があります。
実はヨーロッパンでは南向きよりも北向きのお部屋の方が人気があります。
ヨーロッパでは家具やフローリングが日焼けする方が嫌だと考える人の方が多いからです。
逆に日本で南向きが好まれる理由は、日本が高温多湿だからかもしれません。
風通しが悪いと湿気のジメジメが抜けなかったり、暖房による窓の結露が起きたりと、昔から言われてきた事で、日本では北向きが嫌われ、南向きが好まれたと考えられます。
(湿気によるジメジメでカビが発生し、アレルギー等が心配されるという意見もよく聞かれます。)
日本のように通気性の取りづらい環境や、家の断熱性の低さなど、ヨーロッパではそういった問題が少ない為、北向きのお部屋の方が人気が高いのです。
北向きが過酷になる原因
では、日本とヨーロッパの北向きでは何が違うのでしょうか?
- 家自体の断熱性能が低い
- 窓断熱の性能が低い
- 通気性が確保できていない
この3つが最大の原因になっています。
1つ目に、家自体の断熱性能が低いと根本的に寒いです。
2つ目に、窓の性能が低いと結露が発生しやすくカビ問題が発生しやすくなります。
3つ目に、通気性が確保されないことでジメジメの空気が流されれません。
つまり、上記のような条件でのみ北向きは最も過酷な環境なだけであり、この3つをクリアすることで、以外と北向きのお部屋でも快適に暮らす事ができます。
特に最近の家は24時間換気が義務付けられているので、通気の確保がされていない家は大分減りましたね。
高気密高断熱のマンションや戸建では、北向きというデメリットはそれほど大きなものではなくなってきました。
特にマンションでは、高層階になると風通しも良く、実は快適な場合もあるくらいです。
これから家を検討している方は北向きの部屋でも、高層階(周りに建物がない)のマンションを検討したり、
戸建住宅であれば、高気密高断熱や通気性を考慮した家にすることで、
実は北向きは、それほど悪くない方角になります。
むしろ、北向きにしかないメリットを考えると検討に入れるべき方角ともいえます。
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北向きのお部屋 まとめ
北向きにお部屋のメリット・デメリットをまとめますと、
デメリットは寒くてジメジメしている。
ですが、家の性能や設備で改善できる点であること。
メリットとしては、眺望は東西南北の中で一番良いことが多い事や、柔らかい光のお部屋になる点など、北向きでしか得られないメリットがあることを考えますと、
北向きのお部屋は、使い手次第で南向きの部屋よりも良い場合があります。
北向きを毛嫌いせずに考えると、住み方の幅がもっと広がるはずです。
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