【マンションリノベーション事例】メリットとデメリットと考え方
今回はマンションリノベーション事例についてご紹介していきましょう!
今回ご紹介するのは、リノベーションをする上でデザインの参考になるものや、単なるデザインだけではなく、居住の快適性能まで向上させたマンションリノベーション事例など参考になる事例のみを厳選してご紹介いたします。
スポンサードリンク
- 1. リノベーションとリフォームの違いとは
- 2. リノベーションでもどんなデザインがいいかを考える
- 3. リノベーションをするときのポイント
- 4. ギャラリーのようなマンションリノベーション事例
- 5. 廊下や共用部こそリノベーション
- 6. 本が大好きなら本棚を主役にしたリノベーション
- 7. 室内窓を使ったリノベーション
- 8. ヘリンボーンで床をオシャレにするリノベーション
- 9. インダストリアルデザインなリノベーション事例
- 10. マンションリノベーションなら梁を意識する
- 11. 人気の小上がり空間を外国風にアレンジ
- 12. リノベーションは断熱環境を良くする絶好のチャンス
- 13. 倉庫を大胆リノベーション!
- 14. 土間を使った空間をつなぐリノベーション
- 15. リノベーションのメリット
- 16. 中古物件+リノベーションのデメリットを想定して検討する
- 17. 構造によってできる事・できない事
- 18. マンション規約でできない事も多い
- 19. 予算は予定より多くなる?
- 20. マンションリノベーション事例まとめ
リノベーションとリフォームの違いとは
近年ではリノベーションという言葉が多様され、一般的なリフォーム案件でもリノベーションと使われ、リノベーションという言葉が使われ始めたころの意味とは少し変わってきた印象を受けます。
リフォームとリノベーションの違いを言葉で書くと
Re+Form=形を元に戻す
Re+innovation=革新、刷新
という意味で、本来は、元の空間よりも価値のある空間にするという意味が強かったように思います。
本章では簡易的なリフォームではなくデザイン性にも機能性にも優れたリノベーション事例と、最後にメリット・デメリットなどリノベーションをする上で考えておきたい事をトータル的にご紹介していきます。
リノベーションでもどんなデザインがいいかを考える
一言でリノベーションといっても出来上がる空間は様々です。
単に格好良いデザインやお洒落な空間と漠然と考えているとデザイナーからあがってくるデザイン案がいまいちと感じてしまう結果になりかねません。
一番最初に取り掛かることはどんなデザインのリノベーションにするか想像してみることです。
まずは簡単にカテゴリー別でご紹介します。
北欧インテリア
南欧インテリア
モダンインテリア
インダストリアルインテリア
少し武骨で男前なインテリアで近年人気のインテリアです。
都会的なリゾートインテリア
リゾートインテリアのように落ち着いた空間ですが、都会的な洗練されたインテリアです。
ホテルのような空間
落ち着くインテリアにしたいならホテルインテリアを真似することが一番です。
cafeのような空間
誰もが気負いせずに落ち着くお洒落な空間です。
海外のトラディショナルなインテリア
伝統来なインテリアはどれも格好いい空間が多いです。
特にヨーロッパ圏のトラディショナルインテリアは誰もがうらやむインテリアになるはずです。
リノベーションをするときのポイント
イメージが決まったら、次はリノベーションをする際の要素の考え方です。
リノベーションするときにはデザイン的に抑えておきたいポイントがあります。
- 床(フローリング)
- 壁
- 間取りの区切り方
- 好きな物の飾り方
この4つを意識しながらこの後ご紹介するマンションリノベーションの事例を参考にしてみてください。
スポンサードリンクギャラリーのようなマンションリノベーション事例
まるでギャラリー、もしくはショールームのような雰囲気になっているマンションリノベーション事例。
アイアンを使ったガラスパーティションに、こだわりのヘリンボーン、タイルを使った装飾がすべて全体の調和に一役かっているからこそできる雰囲気ですね。
こういった調和の取れたデザインって本当に難しいです。
廊下や共用部こそリノベーション
部屋だけがリノベーションをするべき場所ではありません!
大事なのは家全体のデザインを同一視させること。
そうすると、ただの廊下がこんなにもオシャレな空間に。
ムダに廊下に出てみたくなるほど。
右の写真は、リビング裏に作ったちょっとしたワークスペース。
2メートル無い空間がこんなにも使いたくなる空間に!
空間の訳方のとてもよいお手本ですね。
本が大好きなら本棚を主役にしたリノベーション
本が大好きな人には壁全体を本棚にしてしまってcafeのような空間に!
本を置いて良し、好きなインテリア小物を飾って良しの万能デザインですね。
特にマンションリノベーションの場合、躯体を表に出したスケルトンデザインと本棚の組み合わせはcafeのような空間になります。
スポンサードリンク室内窓を使ったリノベーション
部屋は壁で囲わないといけないなんて誰が決めたんでしょうか
窓や、ガラスパーティションで緩やかに区切ればこんなにもオシャレに、さらに広々とした空間の繋がりが生まれます。
特にマンションリノベーションの場合は、外壁に窓作れないなどの制約があり採光を確保できない場合が良くあります。
そんなときは室内窓を使って、部屋に光を取り入れるというのは大変有効な手段です。
ヘリンボーンで床をオシャレにするリノベーション
フローリングはやっぱり無垢が良い!で終わっていませんか?
こんなにもオシャレな貼り方があるんです。
ヘリンボーンとはこんな風に、まるでニシン(ヘリン)の骨(ボーン)のように貼る、ヨーロッパ貴族が愛したフローリングの寄木技法の一つです。
ね!こだわりたくなってきたでしょ?
他にも、フレンチヘリンボーン、乱張り、斜め張り、市松張りなんていうフローリングの張り方もあるので、是非参考にしてみて下さい。
ヘリンボーンの貼り方や魅力については下の記事からどうぞ
ヘリンボーン床で上質フローリング!素敵なインテリア実例とDIY
インダストリアルデザインなリノベーション事例
少しハードなデザインがお好きであればインダストリアルデザインのリノベーション空間はいかがでしょうか?
インダストリアルデザインって以外とどんなインテリアとも相性がいいので、インテリアの模様替えが趣味の人にはオススメのデザインです。
↓併せて読みたい記事
マンションリノベーションなら梁を意識する
マンションをスケルトンリノベーションする際、多くの場合で現れるもの、それが梁です。
この梁を邪魔ものするか、味方にするかで、マンションリノベーションは大きく変わります。
コンクリート打ち放しを表しにし、武骨な印象を与えるデザインが流行っていますが、
それとは異なるやり方で、梁に機能を持たせるというのも一つの手です。
下の事例は梁に飾り棚を加え、梁があるからこその機能性を持たせました。
少しズームして見るとわかりやすいです。
こんな風に梁に対して機能を加えることで、結果的にはそれデザインになるいという好事例です。
人気の小上がり空間を外国風にアレンジ
日本でも小上がり空間って人気ですよね。
小上がり空間と言えば、日本では和室が一般てきだと思いますが、小上がり空間が畳の空間だなんて誰が決めたんでしょうか?
絨毯引きでサイドには本棚を設けてリラックスできるライブラリースペースに!
論文によると、こんな風に少し小さ目に囲われた空間は、お母さんのお腹にいる時の胎盤におおわれている記憶を連想して無意識ながらリラックスできる空間になっているそうです。
↓併せて読みたい記事
リノベーションは断熱環境を良くする絶好のチャンス
どうしてもリノベーションと聞くとデザイン優先で考えてしまいますが、これから何十年暮らしていくマンションだから、寒い暮らしはしたくないずです。
ここでご紹介するのは6面、つまり天井・壁・床全てを断熱材で包むように施工することで、断熱性能を飛躍的に高めた事例です。
古いマンションになってくると、どうしても断熱性能が低い、夏暑くて冬寒いマンションが多くなってしまいます。
最近の流行りで、コンクリート剥き出しのスケルトンにし、それ自体を空間の一部としてデザインしてしまう少しハードなデザインもありますが、快適性を求めるならできればスケルトン状態のままにせずに、断熱リフォームをしてその上からデザインをしていく事がオススメです。
特に古めのマンションをリノベーションをするなら断熱性能を設計士さんに相談してから行った方がいいでしょう。
↓併せて読みたい記事
セルロースファイバーの欠点は?本当に快適か?実際に採用した感想
倉庫を大胆リノベーション!
マンションという枠からは離れてしまいますが、デザインの参考になるので、こちらもご紹介します。
倉庫ならではの大空間と鉄骨剥き出しのデザインは圧巻です。
鉄骨の構造を剥き出しにする場合は、どうしても武骨になりすぎてしまいますが、塗装仕上げの工夫次第でとても柔らかいデザインに変えることができますね。
こちらのリノベーション事例では明るいホワイトを採用していますが、クリーム系の色にすることもオススメです。
全体的に明るい色を使うことで、倉庫であったことを忘れるくらいの清潔感あるインテリアに変貌させた好事例ですね。
土間を使った空間をつなぐリノベーション
土間の空間を作ると、半屋外という新しい要素が生まれてお部屋の印象が一気に変わりますね。
土間の空間には本棚を並べても良いし、ディスプレイスペースにしても良し、好きな自転車を屋内に持ち込んでもカッコイイですね!
リノベーションのメリット
続いてリノベーションのメリット・デメリットをご紹介していきます。
次にご紹介する内容をしっかり把握していないとせっかくのお洒落なリノベーションも後々後悔してしまいますので、しっかり覚えておきましょう。
リノベーションの一番のメリットは安く自分好みのデザインの空間にすることができることでしょう。
新築のマンションにしても戸建てにしても初期コストが高い為、理想のデザインの空間にしようと思うと、多額のお金が必要になってきます。
もちろんお金に余裕があれば問題ないでしょうが、予算内に好きなデザインの空間に住むことは、本当に難しい事なのです。
リノベーションする為の箱となる中古マンションや中古戸建を安く購入することができれば、デザイン的に富んだ空間を予算内で得ることができる、これが最大のメリットでしょう。
中古物件+リノベーションのデメリットを想定して検討する
しかし、リノベーションにもデメリットが多く存在するので、それを納得した上でないと中古住宅+リノベーションという選択肢はオススメできません。
一つ目に、新築物件の購入より中古物件+リノベーションの方がローン金利が高いです。
現金払いの人は問題ありませんが、自分が思っている金額よりも少ない予算でないと、支払いできないケースが非常に多くあります。
マンションであれば共用部は今よりもさらに劣化することを覚悟しなくてはいけません。
共用部は自分たちで勝手に改修できる場所ではないので、10年後、20年後にはさらに劣化している事を想定して選ぶ必要があります。
また、将来マンションの建て替えが必要になった場合、リノベーションしてたった10年で建て替えというケースもあり得ます。
(マンションの建て替えは非常に難しい課題が多く、簡単には建て替えにいらないことも多いですが)
さらに、売却が難しい場合もあります。
自分好みにデザインされた空間は万人受けする空間とは違うことがほとんどです。
そうなってくると、将来売却まで考えている場合はオススメできません。
他にも、マンションや戸建ての想定耐久年数を考慮して中古物件を買わないと結果的に高い金額を生涯で払うことになってしまいます。
構造によってできる事・できない事
購入したいマンションによってはできるリノベーション内容が変わってきてしまうことがあります。
壁式構造のリノベーション
昔に建てられた団地マンションの場合壁式構造を採用していることが多く、抜けない壁が多く発生します。
その際は大掛かりな間取り変更が難しく、意匠的(デザイン的)な変更や設備の機能性アップに注力した方が良いでしょう。
ラーメン構造のリノベーション
近年のマンションのほとんどがラーメン構造で比較的抜きやすい壁が多く、間取りやデザインの自由度が高いのが特徴です。
マンション規約でできない事も多い
マンションのリノベーションは構造的に問題ないから何でもできるというものではありません。
マンションは住人みんなで住む場所なので、それぞれにマンション規約があります。
そこの中には大掛かりな工事をする場合は管理組合の承認が必要という項目があったり、工事方法や色の指定が入ることもあります。
他にも設備項目で、分電盤の容量や給湯の種類の指定がある場合もあります。
マンションを買った後にリノベーションができないという最悪の事態を避ける為、事前に規約情報を確認しておくことが大切です。
予算は予定より多くなる?
デザイン段階の時よりも予算が高くなること場合がほとんどです。
設計士さんに完全に任せている場合は比較的少ないですが、やはり希望を伝えながら設計変更を加えるとほとんどの場合が当初の予算より高くなってしまうことがほとんどです。
他にも、実際に工事をしてみたら配管の取り換えが必要だったりと始まって気づく費用もあります。
初回デザイン案の際は少し低めの予算設定にしておくか、予算の工面をする必要が出てくるかもしれません。
マンションリノベーション事例まとめ
いかがでしょうか?
リノベーションとは、今のマンションにプラスアルファ、付加価値のあるリフォームです。
ただ綺麗にするだけのリフォームもいいですが、せっかくこれから住んでいく大切なマンションだからこそ、自分が好きだと思えるデザインや居心地の良いと思える空間にリノベーションにしてみてください。
今回はマンションで使えるリノベーション事例とその注意点についてご紹介しました。
スポンサードリンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません