賃貸マンションのインテリアをお洒落に!真似できるポイントと実例写真
賃貸マンションやアパートは所有物ではないので、インテリアを考える際には制約があります。それでもポイントさえ押さえれば、希望する生活スタイルが実現する満足度の高いものにできます。そこで、賃貸マンション・アパートにおけるインテリアで知っておきたいポイントをご紹介します。
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賃貸インテリアのコツ
賃貸物件では壁紙の交換などができないため、自分でできることには限りがあります。そのなかでどのような工夫をすれば好みの雰囲気にできるのかを説明します。
色に統一感を持たせる
賃貸インテリアに限らず、家具などの色に統一感を持たせるというのはインテリアの基本です。
室内に統一感がないと落ち着きません。単純に好きという理由だけで家具などを選んでしまうと、インテリアにまとまりがなくなってしまいます。
そこでまずは、部屋全体の色に統一感を持たせるようにしましょう。色に統一感を持たせるコツは、ベースとなる色をひとつ決めることです。
ナチュラルな雰囲気なスタイリッシュな雰囲気など、それぞれのテーマに合った色というものがあります。まずはインテリアのテーマに合う色をひとつ決めて、ほかにひとつふたつアクセントとなる色を加えるようにしましょう。
狭くても使いやすいレイアウト方法
賃貸インテリアでもうひとつ大事なポイントは、家具の配置です。
賃貸物件は家賃との兼ね合いにより、十分な部屋の広さを確保できないという人も少なくないでしょう。そこで、たとえ狭い部屋であっても動線がしっかりと確保されたレイアウトを心がければ、生活しやすい空間にできます。
また家具の高さにも気を配ると、目に見える空間の雰囲気も変わります。部屋のなかで普段居る場所から室内を見渡し、そのレイアウトを工夫することも大切です。
見せない収納を作ること
限られた空間である室内を広く見せるためには、いかにすっきりと片付けるかがポイントです。そのためには、見せない収納とする必要があります。
収納するものを見せないのはもちろんのこと、収納そのものを目立たなくすることも大事です。
たとえば収納ボックスを積み上げると、一見すると綺麗に片付いているように思えます。しかしその収納ボックスそのものが存在感を持っているので、インテリア全体に影響を与えてしまいます。
好きなテイストを知ること
色を統一することにもつながりますが、インテリアにおいて「どのようなテイストが好き」なのかを明確にしておきましょう。
たとえば北欧インテリアのように温かみを感じるものなのか、それとも都会的でおしゃれな感じなのかによって、テイストは異なります。そのテイストに応じて家具のデザインや材質、色が違うので選ぶべきものがはっきりとわかります。
◆インテリアテイストの記事
ドアの正面はスッキリとさせつつこだわる
インテリアは全体の雰囲気も大切ですが、ポイントごとにこだわる部分というものがあります。たとえば玄関ドアの正面は、帰ってから最初に目につくところなので大切なポイントです。
ここにこだわりを出しつつも、スッキリとまとめるようにしましょう。具体的には正面に絵画や観葉植物を置いたり、照明にこだわったりします。賃貸物件は場所によって照明器具は変えられないので、取り付ける照明の色などにこだわるとよいでしょう。
狭い部屋でのインテリアコーディネート
具体的にインテリアコーディネートのコツを説明します。まずは狭い部屋の場合に押さえておくべきポイントです。
背の低い家具でコーディネートする
狭い部屋のインテリアコーディネートで大事なのは、「圧迫感を極力無くす」ことです。
部屋が狭いとどうしても縦に荷物を積むようになります。しかし家具などの高さが高くなるほど、圧迫感がでてきます。
そこで極力、背の低い家具でコーディネートするようにしましょう。空間を広く確保することで、部屋の狭さを感じさせないようにできます。
足元が軽い(細い)家具でコーディネートする
高さを抑えるとともに大事なのは、床を広く感じるようにすることです。そのためには、家具の足は細いものを選びましょう。
たとえばソファを置く場合、足がないタイプのデザインは床面が狭くなります。逆に細い足で支えるタイプであれば、フローリングの床面が見えるので狭さが和らぎます。椅子やテーブルも同様に、できる限り足が細いデザインを選ぶとよいでしょう。
◆狭い部屋のインテリア記事
オシャレに見せるコツは収納にあり
部屋をオシャレにコーディネートするコツとして、収納について説明します。
モノが多い部屋はまとまり感がなく、どうしても雑多な感じを受けます。そこであらゆるものを収納して、部屋をすっきりとさせましょう。
賃貸のクローゼットの選び方
賃貸物件は狭い部屋ほど、室内を広く確保するため収納スペースは狭くなります。そこで自分の持ち物に応じて、クローゼットのタイプというものを選ぶことが大切です。
たとえばすでに収納ボックスを持っているのであれば、全面的に使える棚がないクローゼットが便利です。逆にそのような収納ボックスは極力使いたくない人は、上部に棚が備え付けられたクローゼットがよいでしょう。
また奥行きはないけれど横幅が広いものか、あるいは横幅は広くないけれど奥行きがあるものかなど、収納するものや取り出しやすさなどを考慮して選ぶことが大切です。
どんな収納家具が必要か
賃貸物件によってはクローゼットがかなり狭い場合もあるでしょう。しかし洋服などが多ければ、別に収納家具が必要になります。
とはいえタンスなどを置いては、かなり部屋が狭くなります。かといってシェルフのような見せる収納を使うと、雑多な雰囲気になりかねません。
そこでテレビボードや収納付のベッドなど、高さを抑えた収納を選ぶようにしましょう。また、本当に収納家具が必要なのかを考えることも大切です。荷物をすべて収納しようとせず、不要なものはできる限り処分しましょう。
◆収納の記事
賃貸マンション・アパートを決めるポイント
インテリア目線での賃貸マンション・アパートの選び方というものがあります。使い勝手の良し悪しとも言えますが、まずドアや窓が多い物件は家具の配置が難しくなります。家具を置ける壁が少ないと、どうしても配置に無理が生じるからです。
あるいは同じ床面積であっても、細長い部屋はソファやベッドが置きにくくなります。変形のダイニングはテーブルが置けないなど、インテリアを考えるのが難しいので避けたほうがよいでしょう。
賃貸インテリアで気を付けるべきこと・難しい点
賃貸インテリアには「室内に手を加えることができない」という制約があります。その中でいかに工夫するかがポイントです。
賃貸マンションやアパートは基本的に、退去時は原状回復が必要となります。もし故意に傷を付けた部分があれば、修繕費用を負担するので注意しましょう。
たとえばソファやテレビラックなどを購入し、自分で配置を変える際には引きずらないようにします。場合によっては、フローリングに傷を付けることがあるからです。
また部屋選びにおいて、家賃予算の関係で希望する広さを確保できない場合があります。このようなケースでは、必要とする家具を置くと部屋が狭くなることにもなるでしょう。収納家具などをあらたに購入する際には、動線の確保などをチェックしたうえで商品を選ぶことが大切です。
間取り別レイアウト方法
それでは具体的に、間取り別に家具のレイアウト方法をご紹介します。
1K
1Kはキッチンスペースが確保されるので、キッチン用品などは室内に置かずにすみます。とはいえ室内はそう広くないので、いかにレイアウトするかポイントを押さえておきましょう。
まず大事なポイントは、部屋に入ってからの視線の先に背の高い家具を置かないことです。
室内は入り口に立って見える視界で印象がほぼ決まります。つまりこの視線の先には、背の低い家具を置くと広く感じるということです。そのため、背の高い家具は入り口側の壁に配置し、部屋の奥は低い家具を揃えるようにしましょう。
◆1Kインテリアの記事
1R(ワンルーム)
ワンルームはひとつの部屋に寝室やダイニングといった、すべての生活の場が凝縮されます。これらのスペースを無作為に決めてしまうと、煩雑な雰囲気になってしまいます。
そこで意識したいのがゾーニングです。生活の場をシーンによって分け、それぞれのゾーンを明確にするとよいでしょう。そのためには分けるゾーンを限定することも必要です。具体的に寝室とリビング・ダイニングに分けて、リビングとダイニングのスペースを同じ空間にします。となるとテーブルで食事をとるのか、それともデスクを置いてダイニングテーブルがわりにするのかといった工夫も必要になるでしょう。
1LDK
1LDKはリビングダイニングと寝室を分けることができるので、インテリアも選択肢の幅が広がります。逆に言えば何でもできるように思えるため、好きな家具を置くことでまとまりのない部屋になる可能性もあります。
そこでまず考えるのが、部屋のテーマです。
ナチュラルな雰囲気にするのかシンプルにまとめるのか、テーマを決めることで色合いや選ぶべき家具が決まります。色は同じ系統のもので揃えると、室内に統一感が生まれます。
次に動線を確保します。1LDKのリビングにはさまざまな形があるので、それぞれに応じた動線を確保しておきましょう。その動線を境にしてテレビや収納といったコンセプトの異なる家具をまとめるようにします。
◆1LDKインテリアの記事
リビングの形で変わるレイアウト方法
リビングの形によって家具のレイアウトが変わることを説明しました。具体的にその例をご紹介します。
縦長リビング
縦長リビングは家具を置ける壁が長いというメリットがあります。注意すべきポイントは、部屋の奥からベランダにかけて、通路となる動線を確保することです。つまりこの通路を開けて家具を配置する必要があります。
たとえばダイニングテーブルとソファを置く場合、同じ壁側に揃えて置く必要があります。するとテレビはソファを置いた反対側の壁に配置することになります。リビングの幅が広ければ、テレビを含めたリビングスペースそのものをダイニングスペースと同じ側にまとめることもできるでしょう。
◆縦長リビングインテリアのの記事
横長リビング
横長リビングのメリットは部屋の明るさです。開口部が広く、部屋の奥まで外の光を取り入れることができます。
ただし縦長リビングと異なり、家具を配置できる壁が少ないのが難点です。
そのかわりに部屋の左右にダイニングスペースとリビングスペースを分けることができます。その間に動線を確保できるので、ストレスなく移動できるというわけです。
リビングの左右にある程度の広さが確保できるので、このスペース内でダイニングとリビングの空間を十分にレイアウトできます。また、横長リビングは天井にふたつ照明器具を取り付けることができるので、ダイニングスペースとリビングスペースで異なる雰囲気の照明器具を設置してもよいでしょう。
◆縦長リビングインテリアのの記事
トイレのインテリアのポイント
トイレは狭い空間なので、インテリアは難しいと思うかもしれません。しかし工夫次第で、トイレもおしゃれな空間になります。
まずトイレタンクの上に観葉植物を置くだけで、無機質なトイレもおしゃれな空間になります。あるいは壁紙を変えると、好きな雰囲気に一変させることができます。賃貸物件は壁紙を貼り替えることができませんが、あとでご紹介する「剥がせる壁紙」を使えば簡単に変えられます。
さらに照明を変えることで、まるでおしゃれなカフェのトイレのようにできます。ペンダントライトを使えば、陰影も生まれることで雰囲気がよくなります。
◆トイレインテリアの記事
玄関のインテリアのポイント
玄関は決して広いスペースではないうえに、靴が増えると収納に困るようになります。まず大切なことは、玄関に靴を出したままにしないようインテリアを工夫することが大事です。
そのためには収納が、玄関インテリアの大切なポイントになります。
シューズボックスがほとんどなく、靴を収納できない玄関の場合、置き場を取らないアイアンフレームのシューズラックを置くとよいでしょう。そのうえで、ラックのうえに観葉植物を置くなど目を引く装飾などをすることで雑多な感じを緩和できます。
また、コンソールテーブルと鏡を置くことで、外国のようなオシャレな玄関にすることができます。
◆玄関インテリアの記事
寝室のインテリアのポイント
寝室は身体のコンディションを整えるために大切な場所です。そしてそのインテリアによって、しっかりと疲れをとれるかどうかが左右されることもあります。
寝室のインテリアのポイントは、いかにリラックスできる空間にするかということです。
具体的には色合いと照明、スペースの確保といったことが挙げられます。まず寝室のテーマ色ですが、基本は鎮静作用のある青系を選びます。あるいはアースカラーのベージュやブラウン、リラクゼーション効果のあるグリーンなどもおすすめです。
照明はシーリングライトの蛍光灯を避けます。シーリングライトでも調光機能が付いているものを選ぶとよいでしょう。
また間接照明にすると、リラックス効果が高まります。ただし間接照明はひとつだと明暗が強く出るので、いくつか設置することをおすすめします。
収納家具が必要な場合、寝室が手狭にならないようにしましょう。ある程度のスペースがないとストレスを感じるからです。
◆寝室インテリアの記事
ダイニングインテリアのポイント
ダイニングインテリアでポイントになるのが、テーブルのまわりにスペースを確保することです。リビングなどと異なり、ダイニングではチェアを引くという動作があるからです。
それを踏まえてダイニングセットのサイズを選ぶことが大切なポイントになります。
またダイニングまわりには、生活感を感じさせるようなものを置かないことも大事です。たとえばキッチンカウンターの下のスペースを活用した棚に、日用品などを置くケースがあります。効率的ではあるものの、食事の時に視線に入ると気になります。
ダイニングは照明選びも大切です。より美味しく食事ができるようにできる工夫もあります。
たとえばシーリングライトのかわりにダクトレールを取り付けて、いくつかのペンダントライトを吊るします。こうすることでテーブルの上だけを明るくし、料理が美味しそうに見える効果も生まれます。
◆ダイニングインテリアの記事
一人暮らしインテリア
一人暮らしはワンルームなどの狭い部屋になることが多いでしょう。そこでいかに広く快適に生活できるかがポイントになります。
とはいえ、そのためのインテリアにはいろんなパターンがあります。ベッドと布団のどちらを置くのか、ソファは必要か否かなど多くの選択肢があるからです。
そこでまずは、自分が目指す生活のスタイルを考えることをおすすめします。しっかりと睡眠ができるベッドを優先するのか、あるいは仕事もできるワーキングスペースが必要なのかといったことを考えます。すると、必須となる家具が決まります。
あとはそのメインの家具を中心に、必要なスペースを確保しつつ収納家具やテーブルなどを選ぶことになります。
◆一人暮らしインテリアの記事
二人暮らしインテリア
二人暮らしとなると部屋の間取りによってもインテリアが変わります。たとえば1LDKと2LDKではインテリアのポイントも違います。
1LDKの場合、リビングダイニングをいかに二人の居心地が良いものにするかがポイントになります。好みや趣味が異なれば、それをきちんと反映させることが重要です。
そこでひとつのリビングダイニングに、お互いがこだわるスペースを作るのもインテリアをまとめるひとつの手段となるでしょう。
2LDKであれば、寝室のほかにもうひと部屋をそれぞれのプライベートスペースにすることができます。趣味のためのスペースを作ったり、あるいはワーキングスペースを作るのもよいでしょう。
大切なのは共有スペースのほかに、お互いが息抜きできる空間を作るということです。
退去時に修復費を請求されない為の対策
賃貸物件は基本的に、退去時は原状回復を求められます。経年による劣化は別にして、故意に傷つけた部分があれば修復費用を請求されます。
また賃貸契約書によっては、どの部分を傷つけたり破損したりすると、いくらの費用を請求するといった記述があります。まずは手持ちの賃貸契約書をよく読んでおきましょう。
退去時に修復費を請求されないためには、まず釘を壁紙に打ち付けることはしないこと、家具の移動時などでフローリングに傷をつけないようにすることなどに注意します。
またつっぱり棒も、場合によっては跡が残りますし、壁をへこませることもあります。どの位置であればそのような跡が残らないか、取り付ける前にチェックしておきましょう
剥がせる壁紙を使う
やはり室内は壁紙ひとつで雰囲気が大きく変わります。しかし賃貸物件は自分で壁紙を変えるわけにはいきません。
そこで、「剥がせる壁紙」を使うのもおすすめです。
これは「シール壁紙」などの商品名で販売されているので、通販などで入手できます。これはすでに貼ってある壁紙の上から簡単に貼ることができる壁紙です。そして元の壁紙を破ることなく簡単に剥がせるのが特徴となります。
色やデザインはさまざまなものが用意されているので、求める雰囲気に合うものが手に入ることでしょう。
まとめ
賃貸マンションやアパートでのインテリアは、ある程度の制約があるものの工夫によって満足度の高いものにできます。そのためのポイントがあるので、生活スタイルや間取りに応じたポイントを押さえてインテリアを考えるとよいでしょう。
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