素敵で可愛い【シャビーシックインテリア】にするポイントは?
近年日本でも女性に人気のシャビーシックなインテリア。
まだまだなじみのない言葉ですが、ポイントさえ押さえればとても簡単に取り入れることが出来ます。女性的な上品さや優雅さの中に、アンティークらしい落ち着きも兼ね揃えたスタイルをご紹介したいと思います。
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シャビーシックとは
「シャビーシック」とは古めかしい中にも上品さや洗練された様子を指しています。アンティークな古めかしさを取り入れた女性的な上品さや優雅さを感じるスタイルです。
シャビーシックの歴史は意外と古く、1980年代にイギリスのデザイナー、レイチェル・アシュウェル氏が提唱し、現在でも確立されたスタイルのひとつとされています。
「シャビー」は「シャビーな色味」など、最近単体での言い回しも良く目にしますが、英語では「shabby」と書き、「古めかしいさま。みすぼらしいさま。」などの意味があります。最近よく目にする表現の指すところはもちろん前者ですが、英語圏で単体で使われる際にはあまり良い意味合いではなく「シャビーな家=粗末な家」などとなりますので注意してください。
「シック」はご存じの通り「上品さ。垢抜けたさま。」といった意味がありますが、実は語源はフランス語の「chic」です。フランス語のシックには「熟練。技術。」などの意味があることも相まって「上品で洗練された様子」を表していることが多いですね。
シャビーシックインテリアの特徴
シャビーシックインテリアは大きく4つの特徴があります。
- 優しいトーンの色味に揃えること
- 柔らかい素材を使うこと
- その他の相性の良いものと合わせること
- 上品な家具を取り入れる
ではひとつずつ見ていきましょう。
基調となる色を作ること
まず、基調となる色を1色決めましょう。カーテンやベッドカバーなど、大きな面積を占めるテキスタル類は基調とするものに揃える方が無難です。色は白がもっとも取り入れやすいかと思います。白の中でも漂白されたような純白色よりは優しい色味の白の方がシャビーシックな雰囲気に合いやすいでしょう。
優しいトーンの色味に揃えること
シャビーシックなスタイルでは、挿し色を取り入れることは控えてください。ビビットカラーはNGです。全体的に淡いくすんだ色味に揃えていきます。淡いパステルカラーを取り入れるとよりガーリーな印象に、くすんだ色を取り入れるとより落ち着いた印象にすることができます。
柔らかい素材を使うこと
家具や小物などにはハードな素材を使っていないものを選びましょう。アイアンなどの主張の強い素材は、チェストの取手部分などに留めた方がベターです。黒いアイアンよりも真鍮や真鍮塗装のものなどを選ぶと、よりシャビーな印象になります。
クッションカバーやソファなどのテキスタルもつるんとしたものより柔らかい質感のものの方が合わせやすくなります。
その他の相性の良いもの
ドライフラワーや最近人気のスワッグはシャビーシックと相性が良いものの代表格です。植物であればシルバーリーフや浅い色のものが良いでしょう。その他レースなどのアンティークな雰囲気のあるテキスタルもとても相性が良いので是非取り入れてみてください。
上品な家具を取り入れる
シャビーシックとはもともと女性の気品を感じるインテリアです。
素朴なインテリアにしすぎるとぼやけた印象になってしまうので、その空間の中に上質な家具を取り入れることでメリハリができ上品な印象のシャビーシックインテリアに仕上げることができます。
ここで言う上質な家具とは「高級」ではなく「上品」という言葉に近いです。
値段の高い家具ではなく、例えばヨーロッパの貴族が愛したようなロココテイストの家具などを取り入れるとその雰囲気が再現できるはずです。
スポンサードリンク海外でのシャビーシックインテリア実例
海外のシャビーシックなインテリアをご紹介していきたいと思います。
一人暮らしのインテリアにおすすめのシャビーシック
家族でお住まいの場合はいくつかのお部屋に限定して取り入れるのはいかがでしょうか。
DIYで再現するシャビーシックインテリア
最近ではDIY人気も相まって、簡単にシャビーシックな雰囲気を出せるDIY商品もたくさんでています。
簡単に使う事ができるのはペンキなどの塗料です。テキスタルなどと違い、好みのトーンに合わせて色を調合しやすい点も空間作りに一役買ってくれます。
塗料を選ぶ際のポイントは2点です。
- 艶の少ないマットなものを選ぶこと
- 原色ではなく少しくすんだ色を選ぶ、または調合すること
塗装する際には、ローラーなどで丁寧に塗るよりも、ハケで一気に塗ってしまった方が質感が出て良いと思います。色ムラなどがあっても、風合いが出てアンティークな雰囲気にすることができるので安心してください。
エイジング加工も簡単にアンティークな雰囲気にしてくれるのでおすすめですが、やりすぎに注意です。シャビーとシックのバランスを見ながら、ご自身の好みの風合いに仕上げてください。
最近では真鍮っぽく見せてくれる真鍮塗料というものもあるので、そちらもおすすめです。
シャビーシックインテリアまとめ
「シャビーシック」とは古めかしい中にも上品のあるインテリアです。
単にカサカサっとした印象の白色にすればよいわけではなく、それらをベースにしつつ上品な家具を取り入れることでさらにシャビーシック本来の世界を再現することができるはずです。
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