ダイニングテーブル無しが良い!【いらない理由と快適にする方法】

憧れのLDKのある部屋に引っ越すことになり、インテリアをどうしようと考えている人は、まずダイニングテーブルが必要かどうかを考えてみるとよいでしょう。場合によっては、ダイニングテーブル無しの方がよいというケースもあります。そこで今回はどのような場合にダイニングテーブルはいらないのか、そしてその場合にはどのように生活を快適なものにするのかをご紹介します。

スポンサードリンク

ダイニングテーブルがいらない理由

築年数の古いマンションなどはリビングとダイニングが別の間取りもありますが、それほど古くないマンションはLDKタイプの間取りが多いものです。

もしリビングとダイニングそれぞれにテーブルを置くレイアウトとなると、よほど広いLDKでもない限り、かなり部屋が狭くなってしまいます。さらにソファを置くとなれば、なおさらです。となれば、どちらにテーブルを置けばよいかということになります。

そうなると使い勝手がよいのは、断然リビングスペースにテーブルを置くレイアウトです。普段の寛ぎの場としても使えますし、もちろん食事の時にも使えます。しかもダイニングテーブルを置いてそこに普段座るとなれば、リビングスペースは不要です。

そこでリビングダイニングがそれほど広くなく、テーブルをひとつにしたいという場合には、ダイニングテーブル無しでもよいでしょう。

こんな人(家庭)はダイニングテーブルはいらない

まずリビングダイニングキッチンがそれほど広くない家庭は、ダイニングテーブルはいらないでしょう。

広さが8畳以上あるスペースはLDKと表記されますが、カウンターキッチンが設置してあるLDKはかなり狭いものです。ここにダイニングテーブルを置いてしまうと、圧迫感を感じるのではないでしょうか。

LDKがそこそこ広い間取りでも、そのレイアウトによってはダイニングテーブルを置くのは無理がある、と思えるものがあります。特にカウンターキッチンの前とベランダのサッシの間のスペースがあまりないという間取りはよく見ます。

また椅子ではなく床の上に座るほうが落ち着くという人も、ダイニングテーブル無しでよいでしょう。部屋の広さと生活スタイルを考えると、ダイニングテーブルが必要か否かが判断できます。

ダイニングテーブル無しのデメリット

ダイニングテーブル無しの生活となると、椅子に座ることがありません。すると、特に高齢者の場合には、床から立ち上がるのは膝に負担がかかり大変です。

またリビングのテーブルの上は何かとモノが置かれるので、食事のたびに片付けるという面倒があります。ダイニングテーブルがあれば、これらの問題がクリアになります。

さらにダイニングテーブル無しとなると、わざわざキッチンからリビングのテーブルまで食器や食事を運ばなくてはなりません。片付けも面倒といったデメリットがあります。

また人によってはテーブルの上でパソコンを使うなど、ちょっとした作業をしたいということもあるでしょう。もちろん床に座ってローテーブルの上でも作業はできます。しかし、そのような作業を長時間行うとなると、やはり椅子に座って作業をするダイニングテーブルがあったほうが楽です。

子どもがいる家庭で子ども部屋がない場合、ダイニングテーブルが無いとローテーブルで座卓というスタイルの勉強になります。しかし子どもが家での座卓に慣れてしまうと、学校の椅子に座ると落ち着かないという意見もあります。座卓で足を曲げる癖がついているので、学校の椅子の上でも足を上げて座ってしまうようです。

そのため、子ども部屋がない家庭は机代わりのダイニングテーブルが無いのはデメリットと言えるかもしれません。

スポンサードリンク

ダイニングテーブルに代わるアイテム

ダイニングテーブル無しのインテリアでは、そのかわりになるアイテムには何があるのでしょうか。

たとえばキッチンにカウンターがあれば、そこで食事ができます。夫婦2人であれば十分なスペースとなるでしょう。

パソコンを使って作業をする人は、カウンターテーブルで作業できます。

椅子ではなく床に座ったほうが楽という人ならば、座卓やこたつがおすすめです。ソファを置くのであればローテーブルを置いたほうが、インテリアのコーディネートとしても馴染みます。

ダイニングテーブル無しのインテリア

ダイニングテーブル無しの場合、どのようなインテリアにすればよいのかをご紹介します。ダイニングテーブルの代わりに何を使うのかも含めて、参考にしていただければと思います。

カウンターのあるキッチンであれば、その前にカウンターテーブルを置いてリビングスペースを確保できます。食事はカウンターテーブルで行うというスタイルになります。リビングにはソファも置けるので、ローテーブルを置くレイアウトもよいでしょう。

カウンターのないキッチンなら部屋を広く使えるので、リビングに大きめのこたつテーブルを置くとよいかもしれません。冬以外はこたつ布団を外して食卓として使えます。部屋が広ければ、ソファを置くのもよいでしょう。

部屋がそれほど広くなく、それでもソファを置きたいという場合には、ローソファを置くレイアウトがおすすめです。テーブルはこたつでもローテーブルでも構いません。

こんなLDKにはダイニングテーブルはいらいない

ダイニングテーブルを置くとなれば、当然椅子も必要です。さらに家族の人数に応じてテーブルの大きさや椅子の数が変わります。それだけのダイニングテーブルと椅子を置けないLDKには、ダイニングテーブルは不要です。

具合的に、2人暮らしなら最低240センチメートル×60センチメートルのスペースは必要となります。テーブルの横、あるいは椅子に座っている人の後ろを通るスペースも必要になるでしょう。

4人暮らしとなると60センチメートルのところが倍の120センチメートルは必要です。

これだけのスペースがリビングスペース以外に確保できないLDKには、ダイニングテーブルはいらないでしょう。

あるいはリビングに収納スペースがほとんど無いようなLDKの場合、荷物が多い家族だと収納家具も必要になります。十分な収納が確保できないようなLDKには、ダイニングテーブルは置かないほうがよいかもしれません。その代わりに収納スペースを増やしたほうが、生活は快適になります。

ダイニングを無くすと他の設備が充実する

ダイニングテーブルを無くせば、LDKはかなり広くなります。その分、収納などを確保できますし無理のない動線も確保できます。

たとえばキッチンスペースが狭いLDKならば、ダイニングテーブルを無しにしてパントリーを置くのもよいかもしれません。パントリーは収納力がありますし、キッチンをすっきりと整理できます。

ほかの部屋に収納が少ない場合、リビングにも物を置くことになるでしょう。この場合、引き出しのついたチェストなどは圧迫感があるので、シェルフのように開放感のあるものがおすすめです。見せる収納にすれば、インテリアとしてもおしゃれに演出できます。

あるいは小さな子どもがいる家庭ならば、ダイニングテーブルはぶつかる危険性もありますし無いほうがよいでしょう。その代わりに、キッズスペースを確保しておけば、子どもはそこで遊べます。

このようにダイニングテーブルを置く代わりに、生活を快適にするような設備を備えることができます。

ダイニングテーブルが本当にいらないかどうか決めるポイント

LDKのインテリアを決めるうえで、ダイニングテーブルを置くか否かによって、レイアウトはかなり変わります。あらたに家具を買うとなれば、慎重に考えなければなりません。

そこで自分には本当にダイニングテーブルはいらないのかどうか、考えるためのポイントを挙げてみます。

まず床のうえに長時間座っている生活をしている人であれば、ダイニングテーブルが無い生活でも問題はありません。しかし、そうではない人の場合、はたしてローテーブルの生活が馴染むかどうかという問題があります。

あるいは膝を痛めている人は、床に座ると立ったり座ったりするのはかなりしんどいかもしれません。このようなケースでは、たとえLDKが狭くても、何とかダイニングテーブルを置くことを考えたほうがよいでしょう。

逆に床に座る生活が長いという人ならば、椅子に座るよりも落ち着くかもしれません。その場合には、ダイニングテーブルはいらないでしょう。たとえLDKが十分な広さがあるとしても、ダイニングテーブルを置くよりもこたつやローテーブルを置いて食事をする生活のほうがおすすめです。

家でパソコンを使ったり、あるいは書き物をよくしたりするような人は、ローテーブルでの作業で疲れないかどうかが大事なポイントです。やはりこのような作業は、テーブルと椅子のスタイルのほうが疲れにくいからです。

このように自分のライフスタイルを考えて、ダイニングテーブルが必要なのか、それとも無いほうがよいのかを考えるとよいでしょう。もしどうしても椅子のある生活のほうが良いとなれば、LDKが狭くてもダイニングテーブルを置けるように工夫すればよいのです。

逆に家では椅子に座るよりも床に座ってリラックスしたいという人は、ダイニングテーブルの無い生活スタイルを中心にしたインテリアを考えるとよいでしょう。

まとめ

インテリアに絶対というスタイルはありませんので、ダイニングテーブルは必ずしも不要とは言いません。しかし、せっかく広いLDKなのだから、ダイニングテーブルを置こうという発想はやめておきましょう。まず大切なことは、自分(の家族)の生活にダイニングテーブルは必要なのかどうか、もし不要であれば、広いリビングダイニングであっても置かないのがよいでしょう。そして空いた空間は生活を快適にするために活用するように工夫するとよいかもしれません。

スポンサードリンク


インテリア

Posted by koh