一畳あればできる機能的な『キッチンパントリー』のメリット・デメリット

キッチンにあると便利な収納庫、パントリー。今回はこのパントリーについて、その魅力や設置のためのポイントなどを詳しくご紹介します。



キッチンパントリーの魅力

キッチンパントリーの魅力はなんといってもキッチンがすっきりと片付くことです。

キッチンには調理器具のほかに食器、食材、調味料などさまざまなアイテムが置かれています。そして食器などは増えてしまいがちですし、食材も乾物などの備蓄が増えると置き場に困るものです。

キッチンスペースはそう広くないので、収納スペースも限られてきます。そうなると、何かと増えるアイテムや食材の置き場に困りますし、調理器具などの使い勝手も悪くなってしまいます。

しかしキッチンパントリーがあれば、とりあえずすぐに使わないものを収納できます。その結果、キッチンには普段よく使うものだけを置いておけるので、作業も効率よくなります。

また、食材も常温で保存できるものは買いだめができるので、普段忙しい人はこまめに買い物をする手間がなくなります。その結果、生活に余裕が生まれるので、家ではゆっくりと疲れを癒すこともできます。

このようにキッチンパントリーがあることで、食事に関する作業などを効率化できることで余裕が生まれるようになります。

パントリーのメリット

キッチンパントリーがあると、どのようなメリットがあるのかをご紹介します。

まずはなんといっても、キッチンで必要となるものを収納するスペースが確保できることです。買い物をしたら、とりあえずキッチンパントリーに入れておけばよいという使い勝手のよさもあります。

あるいは普段あまり使わない食器や調理器具も置いておけるので、キッチンにはよく使うものだけを置いておくことができます。来客用のグラスや、あまり使わない大皿などもキッチンパントリーに入れておけばよいでしょう。

あるいは乾物などの食材を置いておけるので、備蓄も確保できるのがメリットです。

災害に備えて1人3日分の飲料水と非常食は必要とされています(「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」首相官邸より)。

具体的には飲料水だけで9リットルは必要になります。これは1人分なので、家族の人数が多いとその分だけ用意しなければなりません。

キッチンパントリーがあれば保存しておけますし、普段使う飲料水として使いながら消費した分を補完するといった使い方ができます。

パントリーのデメリット

何かと便利なキッチンパントリーですが、もちろんデメリットもあります。

まずはそのスペースを確保する分、ダイニングやリビングスペースが狭くなることが挙げられます。よほど広い戸建てやマンションでもない限り、キッチンパントリーを作るとかなりのスペースがなくなります。

場合によってはその分だけ収納が少なくなるということもあるかもしれません。これではキッチンのアイテムや食材を置く代わりに、日曜日や洋服などを収納する場所がなくなることにもなりかねません。

またキッチンパントリーは収納力があるので、とにかくモノを詰め込むような収納のしかたをしていると、奥に何があるのかわからなくなる可能性もあります。その結果、消費期限の切れた食材がそのまま放置されるということにもなりかねません。

そのため、キッチンパントリーの収納方法をきちんと考えておくか、どこに何があるのかをしっかりと管理するという手間が生じます。

あるいは食材を何でもパントリーに入れてしまうと、調理のたびにキッチンと往復するという動線の悪さにつながってしまいます。これではパントリーがあるために、かえって調理が非効率的になってしまう可能性もあります。

パントリーの間取り

キッチンパントリーは使い方に応じて適切な間取りにする必要があります。

たとえば買い物から帰ってすぐに食材をパントリーに置き、そのままキッチンへ移動するという動線を確保するのであれば、ウォークスルー形の間取りが便利です。

ウォークスルー型のキッチンパントリーは通路の両側に棚を作るので、収納力もかなり高くなるのが特徴です。

しかしウォークスルーのように人目に触れるのは避けたいという場合には、ウォークイン型の間取りがよいでしょう。扉を閉めればそこが収納庫だとはわかりません。

使い勝手を一番優先するのであれば、壁面収納のような収納型の間取りがおすすめです。扉はつけてもつけなくてもよいのですが、すぐにモノを取り出せるのが利点です。キッチンのすぐ横に設置しておけば、動線が悪くなることもないでしょう。スペースもさほど取らないので、リビングダイニングの広さを圧迫することもありません。

パントリーの使いやすい場所

キッチンパントリーにはいくつかの間取りがありますが、それぞれに使いやすい場所というものがあります。もし家を新築するか、あるいはマンションをリフォームするような場合には、使い勝手を考慮してパントリーの場所を決めたいものです。

基本的にパントリーはキッチンからの動線上に位置するのが鉄則です。たとえば収納型のパントリーであれば、キッチンのすぐ横に位置することになります。

ウォークスルー型のパントリーの場合には、玄関からキッチンへの通路に設置することになるでしょう。買い物から帰ってすぐに荷物を置けるようにするためです。

ではウォークイン型のパントリーはどの位置にすればよいのかというと、やはりキッチンの横、ダイニングへの出入りとは反対側の位置になるでしょう。ウォークイン型のパントリーはスペースも必要ですし、間取りを考える際には苦労するかもしれません。なるべくキッチンから離れない場所に位置することが大事です。

階段下を有効活用する

キッチン周りにどうしてもパントリーのスペースを確保できない場合には、一戸建て住宅なら階段下を利用するとよいでしょう。

スペース的にはそれほどの広さを確保できませんが、工夫すれば使えないことはありません。

階段下のスペースはどうしても斜めになっているので、使い方には制限が生まれます。そのため、上段と下段に分けて収納するものを区別する必要があります。また奥行きもあるので、奥のスペースにあるものをどのように出し入れするのかを考えなければなりません。

パントリーの広さはどれくらい必要?

キッチンパントリーを作るとしたら、どの程度の広さがあればよいのか気になるところです。むやみに広くする必要もありませんし、現実的にもそれは無理でしょう。また使い勝手を考えると、収納する量から必要なスペースを割り出すのがよさそうです。

目安としては、一週間分の食材を保管できれば十分と言えます。そのほかに非常食の備蓄も置くとなれば、その分のスペースも必要になります。

1畳でできるパントリー

食品の備蓄を収納する場合、広さとしては1畳ほどもあれば十分なスペースを確保できます。とはいってもパントリーは基本的に棚を設置する形なので、1畳まるごと棚にするわけではありません。

1畳はだいたい90センチ×180センチほどの大きさなので、1畳のスペースがあればちょっとしたウォークスルー型のパントリーが作れます。ウォークイン型のパントリーであれば、そこそこのスペースを確保できるでしょう。

棚の奥行きはどれくらい必要?

パントリーの棚の奥行きは、あまり深いと出し入れが不便です。ではどのくらいのサイズにすればよいのでしょうか。

一般的によく聞く意見としては、だいたい40センチほどの奥行きが使い勝手が良いようです。食器入れによく使われるA4サイズの書類入れも、横向きにするとだいたい30センチほどのサイズになります。

大きな鍋などを置くことを考えると、40センチくらいの奥行きは必要でしょう。

パントリーを使いやすくするポイント

パントリーはキンチンから溢れた食材や調理器具、食器などを収納できる便利なものですが、適当に収納していると出し入れが不便になります。

そこでパントリーは使いやすくすることが大切ですが、まずは棚の奥まで仕舞い込むことがないようにデザインする必要があります。サイズとしては過度に大きくせず、備蓄などが収納できる程度にしておくとよいでしょう。

デザインとしては扉をつけないタイプや引き戸タイプ、開き戸タイプなどいろいろあります。パントリーの前が狭い通路なら扉をつけないか、あるいは引き戸にすると便利です。

もしパントリーの前に十分なスペースがあるならば、開き戸にしておけば中を一覧できるようになります。

また収納するものがある程度決まっているなら棚板の位置も固定できますが、棚板を可動式にしておくと季節によって必要となる調理器具をその都度ぴったりサイズで収納できるので便利です。

もしウォークイン型のパントリーにするのであれば、換気扇もつけておくとよいでしょう。湿気で中の食材が傷んでしまうのを防止できます。

100均の収納を有効活用をする

パントリーは棚板があるだけなので、細かく仕分ける収納ボックスがあると便利です。これは100均でいろいろとアイテムが販売されているので、パントリーの棚のサイズに合うものを選べばよいでしょう。

収納ボックスもいろんな大きさ、デザインのものがあります。パントリーに収納するものも、食材から調理器具、さらに普段使わない食器など種類もサイズもバラバラです。

そこで収納するものに合わせて異なるサイズの収納ボックスを100均で揃えるとよいでしょう。

パントリーの費用・相場

パントリーの費用相場は目安として、1畳の広さに棚板と間仕切りのためのドアをつけておおよそ15万円くらいとみておけばよいでしょう。

ウォークスルー型のパントリーであれば、スペースさえあれば壁に棚を取り付けるだけで済みます。もしウォークイン型のものを備え付けるならば、工事費としてもう少し単価は高くなります。

パントリーを手作りする

パントリーは棚板さえあれば機能します。そのため、わざわざ工事をしなくても、手作りで備えつけることも可能です。

たとえば既存のラックがあれば、収納ボックスを入れるだけで簡易なパントリーになります。あるいは壁に棚受けを取り付ければ、あとは丈夫な板を渡すだけで立派なパントリーとして機能します。

これならば材料費もさほどかからないので、簡単に作ることができるでしょう。賃貸住宅の場合には、壁に棚受けを取り付けるのは難しいので、床から天井にかけて使用する突っ張り棒タイプの間仕切りラックを使えば代用できます。アイデア次第で、費用もそれほどかけることなく簡単にパントリーを作ることができるでしょう。

まとめ

パントリーにもいろんなタイプのものがありますが、食材や普段使用しない調理器具や食器などを収納しておくのに便利なものです。もちろん、ある程度のスペースが必要なのでリビングやダイニングがその分狭くなるようなことがないように設置したいものです。ただし動線など使い勝手も考えて設置場所を決めることが大切です。

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