工務店の選び方で大事なチェックポイントを総ざらい!【失敗しないために】

2020/03/24

工務店を選び方は、どのようなポイントをチェックすればよいのでしょうか。実は工務店の選び方には、調べるべきことがかなり多くあります。

ハウスメーカーとは異なり、工務店はあまり宣伝活動をしていないので、建てる家の品質がわからないと思うかもしれません。そこで今回は、家づくりのための工務店の選び方として、押さえておくべきチェックポイントを詳しくご紹介します。どれも難しいものではないので、理想とする家づくりに必要な工務店探しに役立つことと思います。


品質の高い家づくりの工務店の特徴

品質の高い家づくりをする工務店には、いくつかの特徴があります。

まず、わかりやすい特徴として広告をあまり出していないということが挙げられます。広告料にお金をかけると、どうしても施工費用が高くなります。そこで費用を抑えるために品質に妥協せざるを得なくなるからです。

次に工事を下請けに出さずに一貫施工をしていることも特徴です。工事を下請けに出すと品質が安定しません。さらに自社で職人を育てることができなくなります。

また、腕の良い職人が揃う工務店は、現場が綺麗に片付いているというのはよく聞く話です。これは材料や道具をきちんと整理しておくことで、段取りよく無駄を省いた作業ができることが理由です。その分、余計な時間がかからずに施工費用を抑えることができるので、品質を確保するための高品質な材料を使用できます。

工務店とハウスメーカーの違い

工務店とハウスメーカーの違いは会社の規模の大きさです。ハウスメーカーは材料を自社開発することで安く調達できます。その代わりに広告宣伝にお金をかけるので、設計も施工も徹底的に効率化し、自由度は狭まります。

一方で工務店は地元で活動することが多いので宣伝にはあまりお金をかけません。その分、施工費用を安くできることから、品質にこだわった注文住宅を建設できます。

ただし品質が画一的であることからある程度の安定感があるハウスメーカーに対して、工務店は抱えている職人の技術によって品質に違いが現れます。

アフターサービスに関しては、何かあればすぐに対応してくれる工務店に対して、ハウスメーカーは定期点検などをきちんと制度化しているので、担当者が変わっても変わらない保証を受けることができます。

◆ハウスメーカーの選び方は下記の記事をご覧ください。

工務店のデメリット

工務店のデメリットは、会社によって品質に違いがあることです。さらに最新の家づくりの技術や設備などに対応できない工務店もあります。

小さな工務店は地域の過疎化などによって経営が傾く可能性がありますし、そうなるとメンテナンスが受けられなくなることもあります。その点は全国的にサービスを展開するハウスメーカーのほうが安心できます。

またハウスメーカーのように展示場やショールームを持っていない工務店の場合には、実際にどのような家が完成するのか想像しにくいというデメリットもあります。

新築がメインか、リフォームもやっているか

工務店とひと口に言っても、それぞれ得意とする分野が違います。たとえば地域に密着して活動する工務店の中には、リフォームや修繕をメインに行うところがあります。このような工務店に新築を頼んでも、希望する品質が得られない可能性があります。

新築の家づくりを頼むのであれば、やはり新築の実績を積んでいる工務店に頼みたいものです。逆に新築の仕事を多く手がけている工務店は、リフォームに関してもよい仕事をするものです。

また、新築よりもリフォームの方が利益率が高いことが多く、利益を目的にしているのか、新築だけを扱って家全体の良さを追求しているのかというのも工務店によっては違いが出てきます。

やはりリフォームメインで行っている工務店よりも新築メインで行っている工務店の方が家全体のポテンシャルをうまく引き出しているところが多いように感じます。リフォームにはない動線(間取り)計画、空間の作り方、設備の使い勝手など、普段から考える部分が大きく違うのです。

そう考えると、新築でもリフォームでも、工務店の選び方としては新築をメインに仕事をしているところがおすすめと言えます。

自社設計施工かどうか

工務店でもハウスメーカーの下請けとして施工工事ばかりを引き受けるところがあります。それに対して、設計から自社で行う工務店もあります。

家づくりを任せるのであれば、やはり自社設計施工を行っている工務店を選ぶべきでしょう。下請けとしての腕は一流であっても、設計ができなければ満足できる家を作ることはできません。

設計にはお客の要望を聞いてどのような設計にすれば住みやすいのかをカタチにする技術が必要です。しかし設計に関しては素人のお客の言うとおりにしていては、決して住み心地の良い家ができるとは言い切れません。

そのためには、お客が望む住み心地を確保するための提案をする必要があります。自社設計施工をしている工務店はそのようなノウハウを蓄積しています。

その工務店の得意分野を知る

家づくりと言っても、その種類は非常に多いものです。純和風の家や北欧調の家、南米風など作りやデザインもいろいろです。

また基礎的な性能を重視するタイプや建材よりも見た目のデザインに凝ったものといった家もあります。このようにいろんなタイプの家があるので、そのすべてに対応するというのは大変です。料理でいえば和食も中華も洋食も、あるいは高級料理から大衆料理までなんでも作れるというようなものです。

工務店もそれぞれ得意とする分野があります。家づくりを頼むのであれば、まずは自分がどのような家を建てたいのかを決めてから、その分野を得意とする工務店を探すという選び方が大事です。あるいは分野ごとにそれぞれを得意とする工務店に足を運び、どのようなスタイルの家がよいのかを考えるのもよいでしょう。

耐震工法

家づくりにおいて工務店には得意分野がありますが、同様に取り入れている耐震工法も違います。もちろんお金をかければ耐震性能も高まりますが、限られた予算の中で最大限に耐震性を確保できる工法はどれを選べばよいのかという問題もあります。

たとえば地震の揺れに強いとされるツーバイフォーは工法自体も簡単ですし、職人の腕に左右されずに一定の品質が確保できます。その代わりにツーバイフォーはリフォーム時に間取りの変更が難しいことや、気密性の高さから結露しやすいといった課題もあります。

このように耐震工法は単純にどれを選べばよいのかという問題でもないため、トータルとしての住みやすさを提供できる工務店の選び方が必要となります。

家族の命を守る大事な項目です。

断熱知識

住宅性能では断熱性能も大事です。外気の影響を受けにくくする点で住みやすくなるとともに、建物の寿命も長くなります。

断熱処理もいろんな方法がありますし、工務店ごとに採用する方法は違うと言ってもよいでしょう。もちろんコストや設計のトータルバランスを考える必要がありますが、高品質な家づくりをする工務店であれば、予算に応じて適切な提案をしてくれます。

もちろん予算が少ないからといって、断熱処理を二の次にするようなことはありません。これも良い工務店を選ぶポイントになるでしょう。

また、断熱性能は実は家族の健康と直結している部分があります。近年問題になっているヒートショックはもちろんのこと、風邪の引きやすさなどにも影響があるとされている大事な項目です。

◆断熱材に関するオススメの記事

品質レポートがあるかどうか(第三者機関をつかっているか)

家づくりは基礎工事から各工程において、品質がきちんと確保されているかどうかをチェックする必要があります。そのチェックを第三者機関が行なって品質レポートがあるかどうかも、工務店の選び方では重要な要素と言えます。

第三者機関としては、国土交通大臣指定住宅性能評価機関(株式会社日本住宅保証検査機関=JIO)がチェックを行います。

まずは地盤調査から基礎工事、躯体工事や内装工事などをチェックし、最後に完了検査を行います。いずれの工程でも問題がなければ、その旨のレポートが提出されます。このような品質に関するレポートがあれば、売却する時にも有利になるので、必ず第三者機関を利用してチェックをする工務店かどうかを確認しておきたいものです。

実績

やはり工務店の選び方で参考にしたいのは実績です。高品質で人気のある工務店は多くの仕事が入るので、供給数も多くなります。

ここでチェックしておきたいのは、単純な建築件数ではなくその推移です。

過去数年間の建築件数を教えてもらい、年間単位での増減を計算しましょう。件数が減っているとすれば注意が必要です。

場合によっては職人を確保できずに施工できる数が減少しているのかもしれません。職人が不足すると、品質にも影響が出てきます。

住宅完成保証制度の有無

工務店の選び方で、「住宅完成保証制度」があるかどうかもチェックすることが大切です。

住宅完成保証制度とは、施工を依頼した工務店が倒産した時に、住宅を完成させるまでサポートしてくれる制度のことです。工事を引き継ぐ会社を紹介するなどの内容となります。

大手のハウスメーカーとは異なり、工務店は受注数の減少などにより資金繰りが悪化すると、倒産する可能性があります。その場合、支払った工事費は返還されることなく、建設工事も中断したままになってしまいます。また、自然災害などでの未完成リスクを避けることにもできます。

そのリスクを回避するため、支払った工事費や継続して建設工事をする工務店などに支払う追加費用などを保証するのが住宅完成保証制度となります。この制度を工務店が利用するためには、財務内容などの審査を受けて基準を満たさなければなりません。

工務店と請負契約を交わす際には、必ず工務店が住宅完成保証制度に登録しており、その保証を受けられることを確認することが大事です。

標準仕様がどうなっているか

ハウスメーカーでは建築単価が安いものの、設備などをオプションで増やすと結局工事費はかなりの金額になるというケースがあります。

工務店の選び方でも同じように、必要な設備を備え付けるにはオプションが必要となるのかを確認することが大事です。標準仕様でどこまで住宅性能が確保されているのかをチェックしましょう。

たとえば床暖房や浴室乾燥機、食洗機といった便利な設備が標準仕様であり、ほかにオプションをつけても予算内に収まればよいと言えます。しかし外観などを豪勢にして基本的な設備をオプションにしているような場合、予算オーバーとなる可能性があります。

最低限の標準仕様である程度の品質が確保されている工務店であれば、それほどオプションを追加せずに予算内で建設できます。

ヒアリング能力

工務店の選び方で重要なのは、施主の要望と工務店の得意とする分野がうまく合致するかとことです。そのために大切なことは、工務店はしっかりと施主の要望を聞き出し、どのような家を希望しているのかを明確にすることです。

それを実現するだけのノウハウを持っていればよいのですが、そうでなければ別の工務店を探す必要があります。その意味でもまずは、ヒアリング能力に長けた工務店に足を運ぶことが重要であるとわかります。

ヒアリング能力に長けた工務店は、施主の要望を聞いたうえで、それを実現するための提案をしてくれます。その提案をみて、思い描くものと違うと感じるならば、その工務店はやめたほうがよいでしょう。おそらくその工務店が得意とするものに、無理矢理に当てはめている可能性があるからです。

どのような建材を使い、どの程度基本的な性能を確保してデザインや設備を確保するのか、そのバランスに優れた提案をする工務店が、選ぶべきところと言えます。

ちなみに担当のヒアリング能力が低く、コチラの意図を把握してもらえず、打ち合わせが毎回イライラするものになるということがあります。せっかくの家づくり、打ち合わせも楽しく進めたいものです。

どんな家にしたいのか考える

家づくりは簡単ではありません。まず予算に限りがありますし、設計する時点の家族構成は不変ではありません。何を基準に住みやすさを考えればよいのか、その時点で難しいと思うことでしょう。

どんな家にしたいのかを考える場合、家族のライフスタイルを見直すことが大事です。間取りを考えるうえで、家族の生活サイクルを効率する必要がありますし、これは工務店から提案することはできません。

また家族で暮らすという点において、何を大事にするのかを決めるとよいでしょう。たとえば家族みんなが一緒にいる空間を第一に考えるのか、あるいはそれぞれが過ごせる時間を大切にするのかによって、設計はまったく違うものになります。

また収納スペースはどの程度必要なのか、あるいはモノが増えないように制限したいのかなど、暮らしについても考えることがあります。

このように家族みんなで話をして、どのような暮らしをしたいのかを考えることで、どのような家が住みやすいのかがわかるようになります。

工務店の選び方 まとめ

家づくりのための工務店選びでは、チェックすべきことがいろいろとあることがわかります。押さえておくべきポイントをリストにして候補を絞ったうえで、どのような家づくりをしたいのかを工務店とじっくり考えるようにすることが大切です。

◆工務店選びの参考に

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