マンション購入にかかる諸費用の内訳と、60万円節約する方法!
マンションを購入しようと思って、マンションギャラリーに行って支払費用を計算してもらうと思った以上にかかってしまってビックリしてしまいますよね?
例えば3000万円の新築マンションを購入しようと思っていたのに、実際にかかってくる費用が3,150万円と聞いてびっくりされる方が多いと思います。
そこに、引っ越し代や照明代、家具代などをふめると、3,300万円なんてのはざら。
それじゃあ、諸費用って実際何にいくらかかっていくら払うんだろう?
後半では、「安く抑える方法について」
全部まとめてお教えします!
しっかり覚えて、お得にマンションを購入しましょう!
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そもそもマンション購入にかかる諸費用ってなんだろう?
マンションを購入する際には、いろいろな手続きが発生します、大きく分けて4つ
- 融資に関する費用
- 登記費用
- マンション管理費用
- 税金や保険料
これらの費用に概ねマンション価格の3~5%(新築の場合)がかかってくるわけですね。
例えば、3,000万円であれば150万円。
これが諸費用!なんです。
この費用にプラスして引っ越し代や家具代などを考慮してマンション購入費用を算出していきます。
以外と高くてビックリしますよね。
実際にかかってくる諸費用はいくら?
それじゃあ次に、購入したいマンションの金額ごとにいくらくらい諸費用が掛かってくるか見ていきましょう
下の計算方法で概ねの算出は間違いありませんので、しっかり押さえておきましょう!
新築マンションか中古マンションかで、かかってくる諸費用が違うので、注意して下さい。
新築マンションの場合、マンションの建物価格に対して3~5%が諸費用の目安になってきますが、個人的には3~7%の幅は見ておいた方がよいでしょう。
例えば、価格毎で見ていくと
・マンション価格2,000万円⇒60万円~140万円
・マンション価格3,000万円⇒90万円~210万円
・マンション価格4,000万円⇒120万円~280万円
中古マンションは、マンション建物価格に対して6~10%が諸費用の目安です。
・マンション価格2,000万円⇒120万円~200万円
・マンション価格3,000万円⇒180万円~300万円
・マンション価格4,000万円⇒240万円~400万円
何にそんなお金がかかるの?
それでは、それにかかる費用の内訳を見ていきましょう。
『新築マンション3,000万円、借入金額2,600万円のAさんの場合』
【登記費用・税金】
登録免許税 | 10.4万円 | マンションを購入した際に、所有権保存登記や移転登記にかかる税金 |
司法書士報酬 | 10.0万円 | マンションの登記手続きを依頼した司法書士への報酬金です。金額は多少増減しますが、購入マンション指定の場合もあります。 |
固定資産税 | 12.5万円 | 毎年支払うマンションの価値への税金(マンションの引き渡し日を基準に日割り計算で算出) |
不動産取得税 | 10.4万円 | 不動産(マンション・戸建・土地)を取得した際にかかる税金 |
印紙税 | 3.0万円 | 住宅ローン申込みの際に金銭消費賃借契約書に貼付されます。 |
【ローン費用・各種保険料】
保証料 | 50.0万円 | 万が一住宅ローンの支払ができなくなった際に、保証会社に代わりに払ってもらう為のお金です。
※支払義務がなくなるわけではありません。これについては後述しますね。 |
火災保険料 | 19.0万円 | 10年、20年、30年分いずれか分で、建物・家財の保障をするための保険料。左記は30年間分 |
地震保険料 | 2.3万円 | 1年分。建物・家財を補償するための保険料 |
団体信用生命保険料 | 0万円 | 支払義務のある者が万が一亡くなった際に、残りの支払分を完済してくれる生命保険。フラット35の場合は約10万円でオプション追加 |
融資手数料 | 3.5万円 | 金融機関によって異なりますが、通常2~5万。場合によっては借入金額に対して1~3%程度という事も。 |
【引っ越し・その他】
引っ越し代 | 15.0万円 | ゴミ処理代なども含めた金額。引っ越しシーズンの3月がもっとも高い。 |
家具代 | 45.0万円 | 一般的な2人暮らしの相場で算出 |
家電製品・照明 | 43.0万円 | 一般的な2人暮らしの相場で算出 |
※一般的な参考数字です。
固定資産税については、”マンションの固定資産税はいくらかかる?【わかりやすく解説!】”をご参考下さい。
上記を合計すると、224.1万円
※これはあくまで一例ですが、人によって家具・家電代がかからなかったりするので、その分は差し引いて下さい。
積み重なるとこれだけの金額になるのは本当に驚きですよね。200万円貯める事がどれだけ大変な事か分かっているのか、と言いたくなります。
中古マンションの場合はさらに・・
中古の場合は、マンションに対しての消費税がかからない代わりに、仲介手数料が加わります。
仲介手数料は、購入マンションを紹介してくれた不動産会社に支払うもので、この金額は法律で、物件価格×3%+6万円が上限と決められています。
先ほどと同じく、仮に3,000万円のマンションの場合
⇒3,000万円×3%+6万円=90万円+6万円=96万円
となり、決済時に不動産会社に96万円を支払う必要があります。
諸費用は現金で準備する!
定期預金の解約や持ち株の売却など現金の準備は早めにしておこう
引き渡しまでの時期が3カ月以内など短い場合は、マンションの購入諸費用が用意できるか確認してから契約することが大切です。
最近では、諸費用を全て含めたフルローンというのもありますが、金利が高くなってしまうので、あまりオススメはしたくありません。
マンション購入諸費用は節約可能?
ここからは、あなたの大事なお金を無駄に使わせない為のテクニックをご紹介いたします。
もちろん、魔法のように誰でも安くなるわけではありませんが、条件が合えば何十万円をお得にすることができます。
諸費用50万円分お得にする方法
審査が楽々通るよという方であれば住宅ローンの保証料分をお値打ちにする方法があります。
「同じ条件の金融機関があるので、保証料をなんとかしてもらえませんか?」と聞いてみてください。
もちろん100%の話ではありませんが、優良顧客は銀行にとっても逃したくはないもの。
保証料が50万円が浮いた事例がいくつもあります。
住宅ローン時にかかる保証料って何?
以前は、保証会社ではなく「連帯保証人」を立てるのが一般的でしたが、今では、連帯保証人の代わりに保証会社をたてるのが一般的になってきました。
ただ、この保証料というのは連帯保証人と違って、決して住宅ローンを肩代わりになってくれる為の制度ではないんです。
勘違いされがちなのですが、決してあなたの為の保証料ではなくて、金融機関が安心する為の保証料(保証会社)なのです。
つまり、返済能力の高い人や、無理のない返済計画の人には場合によっては、いらない保証料という事になります。
どこでも住宅ローン審査が通る自信があるよ、という人は一度保証料について交渉してみましょう。
もしかすると良い結果が得られるかもしれません。
ちなみに、待っていても金融機関の方から保証料を無にしますよ、というのはまずないので、ご自身から交渉する必要があります。
火災保険の選定で5万円お得に
火災保険を見直すことで、約5万円ほど節約することができます。
保障内容を確認すると風害や物体落下衝突など、確立の低い補償内容もあります。
こういった内容を見直すことで、約5万円お得にすることができます。
司法書士を自分で探してお得に
マンション購入の手続きをする際に、「知り合いに司法書士はいますか?」と聞かれて素直にいませんと答えると、割高の設定で費用が発生することがあります。
新築マンションの購入の場合、9~16万円が相場です。
もしこれよりも高い場合はご自身で依頼された方が良いかもしれません。
事前に調べておくことで、4万円ほど安くなったケースもあります。
マンション購入にかかる諸費用のまとめ
いかがでしたでしょうか?
思っていた以上に諸費用ってかかるものだとわかって頂けたと思います。
支払ギリギリのマンションを購入して、予想していなかった諸費用でパンクしないように購入したいマンションの諸費用を前もって調べておきましょう。
また、諸費用を節約する方法もあるので、上記でお教えした方法で少しでも安くマンションを購入して下さいね。
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