IKEAのキッチン収納(METOD/メトード)を組み立てる
IKEAのキッチン(METOD/メトード)を購入される際に「業者へ組み立てを発注する」か「自身で組み立てを行う」かを迷われる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
我が家は今回、「自身で組み立てを行う」ことを選択しましたので、実際の組み立て行程についてレポートしたいと思います。
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「自分で組み立て」を選ぶなら事前にやっておくべきこと
自分でIKEAのキッチンを組み立てるならぜひ準備しておきたいことがあります。
IKEA来店時にたくさん写真を撮ってくること
ご自身で組み立てを検討される方は当日IKEAでたくさんお写真を撮って来られることをおすすめします。
- 引出しを開けて、レールの接合部はどのようになっているか
- 取手の取り付け部分はどのようになっているか
- 引出し、開口扉、スライド式の家電収納部、外枠、足部など購入予定のパーツがどのようについているか
上記のことを確認しつつ、写真を撮っておくと組み立てがスムーズに進みました。
組み立てで必要な工具を確認しておくこと
わたしが今回購入したものはインパクトドライバーです。
ホームセンターなどでも購入できます。
簡単なDIY用のインパクトでは歯が立たず、18Vの本格的なインパクトを購入しました。
わたしはボルト数が高く、バッテリー式のコードレス、少しでも軽いもので選びました。
価格は1万円程からありましたので、見本など手に取って選ぶと良いと思います。
組み立て説明書にはドライバーの絵が書いてあるのですが、なかなかの硬さで回らないこともしばしば。
基本的にこのインパクトを使用して接合していきました。
他にはメジャー、水平定規、小型のノコギリ、金づちなど。
工具購入費がこのくらいなら組み立てを発注する、という目安にも良いと思います。
また、ネット上に安価な工具のレンタル等もありますので、今回のみの利用であればレンタルという手もアリかもしれません。
天板については家を建ててくれていた大工さんのご厚意でカットしていただきました。
それでないと電動カッターがなどが必要です。
とてもじゃないですが、手ノコでカットは無理だと思った方がいいです。
事前の用意が大切です。
家での作業スペースを確保すること
キッチン近くに作業スペースを作ることをおすすめします。
出来上がったキャビネットは重たいので離れた場所から何度も運ぶのは骨が折れます。
できればダイニングやリビング、キッチン付近に広く場所を取れるようにすると良いかと思います。
たくさん人手があれば離れた空いてる部屋を使用するのも良いかもしれませんが、重たい部材も多いため運搬距離は少しでも短い方がおすすめです。
スポンサードリンクMETODの組み立て
それでは、組み立てです。
今回わたしが実際に組み立てたカップボードのラインナップはこちらです。
夫婦ふたりで組み立てることができました。
- 外箱:METOD(奥行41cm、高さ80cm)
- 引出し:MAXIMERA
- 家電収納棚:UTRUSTA
これらを組み立てる大まかな流れについてレポートしていきたいと思います。
*ちなみに、今回我が家では、将来のカップボード位置変更など加味してサスペンションレールの取り付けを取り止めています。
(そのため高さを均等に合わるための足部分の高さ調節ではかなり苦労しました…)
METOD外箱をつくる
まずは引出し等を入れる外箱を組み立てます。とても頑丈なカラーボックスのようなイメージでした。
左右と底の部材を穴が開いているガイド部分を使って接合していきます。
背面になる部材は薄い合板で左右の部材のスリットに挟んだ後、釘を打って補強します。
上部は後で天板を取り付けるための金属レールを渡し、接合します。
最後にサスペンションレールの引っ掛け部材を付けて外箱の完成です。
重たい部材も多かったので二人以上で板を支えたりしながらの作業をおすすめします。
METOD外箱にレールを取り付ける
METODには15列の穴が開いたガイドがありますので、自身の購入した引出しの高さに合わせて取り付けていきます。
引出しの高さは10cm、20cm、40cmと3種類ありますので、間違えないように取り付けていきましょう。
(スリット棚に金具を取り付け、棚を設置するのと同じイメージです)
MAXIMERA引出しを組み立てる
今回の作業の中では、比較的軽い部材のため、女性でも参加しやすい工程です。
まず左右と後方の部材(木製ではなく金属製のもの)をカチッとはめ込み、底になる木製の板を左右部材のスリットに沿って奥まで押し込みます。
この工程の中で説明書に「click!」の記載が何か所かあるのですが、その部分はカチッと音がするように思い切って押し込んでいきます。
前板には左右部材にはめ込むための部材をビス取り付けます。
この時、設置する段によってこの部材の取り付け位置が違いますので注意してください。
10cmのものは前板を左右部材にカチッと取り付けて完成。20cm、40cmものは左右に補助バーとそれを付けるための部材を前板に付けて完成です。
METOD外箱に足を付ける
外箱を逆さに返し、足を取り付けます。
わたしは今回3cmのものを取り付けました。
設置の際床に傷がつくかも…と思い、念のため防振粘着マットを敷きました。
完成したMETOD外箱を設置、天板を取り付ける
設置予定箇所に完成した外箱を並べます。
短めのビスを購入して箱同士を連結させると、よりバランスが取り易くなるでしょう。
わたしは立てて並べた状態で天板の下に入り接合しましたが、イケアのプランナーさんは横倒しにして天板を取り付け、その後外箱を立て掛ける方法をおすすめいただきました。
脚の高さを微調整し、引出しを取り付ける
天板に水平定規を置き、取り付けた脚を緩めたりキツめたりして高さを調節します。
(3cmの脚はボルト状の部品にカバーが付いたもので、ボルト部分の締め方で高さが微調整できました)
外箱に取り付けたレールに引出のレールを噛み合わせ中に押し込みます。
引出しに取手を取り付ける
前板の中心を取り、取手を取り付ける用の穴を開けます。
前板の裏から取手のネジを締め取り付けます。
スポンサードリンク【参考】キッチン概算施工価格
ちなみに私の場合、おおよそ10,000円×4箱+出張費となるとのこと。エリア外だったため、出張費が少し高額になるようでした。
難易度の高いカラーBOXという印象で施工は可能かな?と判断し、今回は自身で組み立てることに決定。
料金は追加でかかりますがコンセントの増設や場所の変更などの電気工事も併せてお願いできるそうですので、そちらを考えている場合は施工も発注するとより使いやすいキッチンになって良いですね。
プランナーさんに自身で組み立てできる内容か、また工具なども含めプランニングの際には施工方法なども詳しく聞いておくと組み立てのイメージが掴みやすく良いかと思います。
組み立ての参考になるIKEAのページ
また、IKEAさんの「キッチンの購入・施工」のページにいろいろな説明ガイドのPDFデータが掲示されているのでとても参考になりました。
http://www.ikea.com/ms/ja_JP/customer_service/ikea_services/buying_guides/kitchen_guide.html
こちらのページ下部にあるPDFデータに概算施工価格等の数種類PDFデータがありました。
組み立て設置工事の内容によって、価格が違いますので来店前にチェックすると良いかもしれません。
IKEAキッチン(METOD/メトード)の組み立てまとめ
比較的手先が器用、モノ作りが好きな夫婦で作業を行いました。
休日朝昼夜の食事と午後のおやつ休憩以外はずっと作業を行い、1日がかりで取手を取り付ける前まで完了。
METOD引出4段のものを2個、METOD引出2段+引出式家電収納棚1段のものを1個作成しています。
ゴミ箱を引出外に置きたかったため、机の脚を購入してビス止めで接合しました。
かなり根を詰めて作業しましたが、お時間の目安にしていただけると幸いです。
取手については、無くても一応収納は出来ましたので、日中時間のあるときにちょこちょこ付けていくことにしました。
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