おしゃれな和風玄関にしたい!その特徴とインテリアのコツとは?
毎日の出入りの場でもあり、おもてなしの空間でもある「玄関」。そのインテリアを和風にすることで、落ち着いた雰囲気を演出できます。しかし限られたスペースであるがゆえに、そのインテリア作りに苦戦する方も少なくないでしょう。
そこで今回は玄関をおしゃれな和風インテリアにするためのコツを説明します。
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和風玄関の特徴
玄関のインテリアを考える前に、まずは和風玄関とはどんな特徴があるのかを確認しておきましょう。
和風テイストのインテリアの特徴
玄関をおしゃれな和風テイストに演出することで、懐かしさと落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。その落ち着いた雰囲気を出すための特徴となるのが、「アースカラー」による色使いです。
アースカラーは自然素材に多く見られるものです。具体的に次のような色があります。
・緑(自然の植物を連想させる)
・茶(木を連想させる)
・白やベージュ(漆喰を連想させる)
・グレーや黒(石を連想させる)
・柿渋色(秋を連想させる)
このような色をインテリアに使うことで、玄関をおしゃれな和風テイストにすることができます。
そしてもうひとつ、和風テイストを感じさせる要素として「素材感」があります。たとえば「木」や「布」はぬくもりを感じさせるものですし、土や石あるいは漆喰といったものも和を感じさせる素材と言えます。
「鉄」もうまく活用すれば、和モダンな雰囲気を演出できます。また、「和紙」も和風インテリアには欠かせない素材と言えるでしょう。
このようにインテリアに使用する素材にこだわることでも、和風テイストを醸し出すことになります。
玄関のインテリアで和風にするためのポイント
玄関はスペースが限られるため、思うようなインテリアにするのが難しいかもしれません。特に賃貸物件は思うようにリフォームができないので、既存の空間をいかに活用するかが玄関インテリアのポイントになります。
そこで玄関を和風にするためのポイントを説明します。
壁のインテリアのポイント
玄関という限られた空間でも大きな割合を占めるのが「壁」です。この壁を和風テイストにできれば、雰囲気は一気に和風テイストに変わります。
天井のインテリアのポイント
天井も壁と同様に大きなスペースとなりますが、天井自体に手を加えるのは難しいかもしれません。しかし天井の照明を工夫すれば、おしゃれな和風テイストにすることが可能です。
・靴箱の上のインテリアのポイント
玄関に靴箱があれば、その上はおしゃれなディスプレイ空間になります。ここに和風テイストを感じさせるアイテムを置くことで、かなり雰囲気が変わります。
床のインテリアのポイント
玄関は出入りをする場所なので、床を活用するのは難しいかもしれません。しかしこの床をうまく使うことで、おしゃれな和風玄関に仕上げることができます。
和風玄関のインテリアで知っておきたい4つのポイント
それでは玄関をおしゃれな和風インテリアにするためのポイントを説明します。
玄関の壁の演出方法
玄関の壁は和風インテリアにするにはもっとも効果的な場所です。たとえば壁紙を塗り壁にすることで、一気におしゃれな和風空間に変わります。
とはいえ賃貸物件ではそのようなリフォームは難しいので、ちょっとした工夫は必要です。
まずおすすめなのが、壁に「掛け軸」を掛けることです。あるいは、「手ぬぐい」が1枚あれば簡単に掛け軸のようにできます。手ぬぐいには、和風テイストのものが多くあるからです。
そしてその手ぬぐいをタペストリーのように壁に掛けることができるアイテムも入手できます。あるいは「額」に入れて吊るすのもよいでしょう。
手ぬぐいを掛け軸のようにして飾るメリットは、季節ごとに変えられるということです。四季それぞれに応じた手ぬぐいをディスプレイすれば、おもてなしの空間としてもおしゃれに演出できるでしょう。
あるいは壁の一部に簡単に剥がせる「リメイクシート」を貼るのも効果的です。たとえば靴箱の上の壁に、和風デザインのリメイクシートを貼るというのはどうでしょう。
和風デザインのリメイクシートには、いろんなデザインがあります。唐草柄のようなおしゃれなものから「漆喰」のようなもの、あるいは和モダンな雰囲気を醸し出せる黒と白の市松模様など。
ほかにどんなアイテムと組み合わせるかに応じて選ぶとよいでしょう。
照明の選び方
和風玄関のインテリアに役立つアイテムとして、照明も大きなポイントになります。というのも、照明ひとつで空間の雰囲気を大きく変えることができるからです。
ただし玄関の照明はリビングや居室とは違うので、和風であればどんなデザインでも構わないわけではありません。
おすすめなのは、電球色のペンダントライトです。そしてシェードが和紙によるもの、あるいはそのような質感のデザインであれば、おしゃれな和風テイストを演出できます。
さらにスペースがあれば、スタンドライトを置くのもよいでしょう。スタンドライトであれば、おしゃれなアンティーク調のデザインも和風インテリアに合います。
アイテムの選び方と置き方
より簡単に玄関を和風にできるのは、和を感じさせるアイテムを置くことです。たとえば植物などは割と手軽に入手できるので、和風テイストにするのに格好のアイテムと言えるでしょう。
ただしどのような植物でもよいわけではありません。場合によっては洋風な雰囲気になってしまうからです。手堅く選ぶのであれば、ドライフラワーがよいかもしれません。色合い的にアンティークな雰囲気を醸し出すからです。
季節によって植物を変えるのであれば、一輪挿しなどもよいかもしれません。またドライフラワーではなく、小さな盆栽を置くのもよいでしょう。季節の花が咲くものがあるので、いろいろと探してみるのも楽しいかもしれません。
ほかに靴箱の上に焼き物や石などを置くのもおすすめです。敷石を置くと、日本庭園をイメージできます。
玄関の床で和風テイストを演出する方法
壁と同様に、玄関の床も「クッションフロア」を利用することで和風にすることができます。
たとえば玄関の「たたき」には土間を連想させる石目柄のクッションフロアなどいかがでしょうか。グレーの石目柄にすると、和モダンな雰囲気を演出できます。
廊下のフローリングにも、和風デザインのクッションフロアを敷くとかなり雰囲気が出てきます。予算もさほどかけずに、また賃貸マンションでも手軽にできるインテリアと言えます。
廊下にスペースがあれば、飾り棚を置いて和風テイストのアイテムをディスプレイするのもよいでしょう。飾り棚はおすすめとして、細いアイアンの柱と木材の棚を組み合わせたものがよいかと思います。圧迫感がありませんし、アイアンが和モダンな雰囲気を醸し出してくれます。
飾り棚には季節ごとに和を感じさせるものをディスプレイするとよいでしょう。もちろん、観葉植物を置くのも効果的です。
引き戸・開き戸の玄関ドア事例
開き戸を採用することで、和モダンな印象の玄関を作ることができます。和モダンな印象を強くするときは装飾が少ない木製の扉がオススメです。
純和風な玄関がお好みの方は引き戸がやはりオススメです。
引き戸は日本建築の神髄ともいえる存在なので、採用するだけでも和の要素を感じられるはずです。上の事例のように縦格子のデザインにすると淡い光を取り込みつつ和風の玄関にすることができます。
坪庭を使った和風玄関
玄関と隣接した坪庭は狭くなりがちな玄関を広く開放的に見せることができます。単に広い玄関ではなく「外」という解放感を取り込むことで、平米数以上広がりを感じることができるはずです。
坪庭に楓など日本をイメージできる植栽を植えたり、砂利や石を工夫することで、一層和風な玄関になります。
格子デザインで影をデザインする
空間を緩やかに仕切ることができる格子は庭に面した窓などに使うと、外の様子は感じつつも空間としての仕切りを緩やかに仕切ってくれるため、玄関を閉塞感なく外と光を取り込むことができます。
式台石
式台石は段差を埋める為の足置きのような存在です。玄関の大きな段差を1ステップ分入れることで上り下りを楽にすることができます。
式台石に天然石を使う事で、和の風合いが格段に増すことができます。
飛び石
日本伝統の飛び石は直線に並べたり、曲がりを加えて配置するなどして、リズミカルな空間を作ることができます。特に長細い玄関などで使いやすい和風デザインです。
和風な床デザイン
土間
土間は農作物などの土などの汚れたものを家の中に入れやすくする目的で昔は使われていました。
現代では自転車やベビーカーをしまったり、観葉植物を飾って楽しむ人も増えています。
土間は和風玄関との相性が抜群に良いので、敷地に余裕があれば是非とも取り入れた要素の一つです。
陶器タイル
陶器タイルは表情がとても豊かで妖艶な印象や硬質な印象まで様々なデザインを作ることができます。
玄関全体はシンプルにデザインし、陶器タイルで玄関をデザインするのもオシャレに出来る方法だと思います。
和風に合う黒の玄関床
和風玄関の土間部分の色に悩んだら黒をオススメします。
シックな雰囲気が和風な印象を手助けしてくれ、非常に相性が良い色です。困ったら黒の土間です。
和風な天井デザイン
天井デザインを工夫することで、和風な印象の玄関にすることができます。
板張り天井
板張り天井で木目の質感を出すことで、和風な印象にすることができます。
杉やヒノキなどの木材を使うとさらに和風な印象にすることができます。
格子天井
格子天井は日本の伝統的なデザイン方法で味わい深い雰囲気を演出することができます。
重めの印象になりやすく、全体を和風で統一すると老舗旅館のような雰囲気になり、モダンテイストと合わせると和モダンな印象を作ることができます。
まとめ
玄関という限られたスペースでも、工夫しだいで和風インテリアにすることができます。予算もさほどかける必要がないので、まずは手軽にできることから始めてみてはいかがでしょうか。
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