【理想の家にするには?】マイホームを建てた後に言える事!
2018/03/21
理想の家を作ろうおと思うと3回は家を建てないとね、なんて声がよく聞かれますが、そんなことはないですよ。
自分でマイホームを建てて思うことは、「良い家だな」ということです。後悔はほどんどないです。
あえて人との違いを言えば「理想の家」≒「満足する家」で考えていること。
際限ない理想では、家は建てられないし、一生夢のマイホームのままです。
予算がある以上、制限はあるので、予算の中でどんなことに気を付ければ「理想の家」に近づくのかお伝えしたいと思います。
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▼目次
スタートラインを作る(仮の設計案を作る)
自分達が出せるマックスの予算を決めます。ただし、絶対に返済は無理のない設定で!
予算が決まったら設計士さんに予算の90%で考えてもらいましょう。
例えば、2000万円の家(上物のみ)を建てるなら1800万円の計画がスタートラインです。
必ずといっていいほど、最初に出来上がった設計から変更が入るはずです。
例えば間取りを変えたいだったり、設備を良くしたいだったり、やっぱり断熱を良くしたいだったりと、自分達がずっと住む家だと思うとどんどん欲が出てくるはずです。
そんなときに変更する予算すらなかったら、希望していた何かを削ってと、せっかくの夢のマイホームの計画も楽しくなくなってしまいます。
計画はできるだけ足し算で加えていく方法でやりましょう。
諦めるマイホームではなく、叶えていくマイホームが理想ですよね。
理想の条件を出し切る
次はやりたいことを全部出してみましょう。
絶対不可能な事以外は全部出してしまった方が良いと思います。後から「あぁ、やっぱり…」となるくらいなら候補には出すべきです。
そうしたら次は、自分達の絶対条件と、あると嬉しい条件、憧れるけど無くてももいい条件に分けてみましょう。
例えば、
◆絶対条件
- 対面キッチン
- 吹き抜け
- 床暖房
- ガレージ
- ウォークインクローゼット
◆あると嬉しい条件
- 太陽光発電
- パントリー
- 大きな浴槽
- 食洗器
◆憧れるけど無くてももいい条件
- ウッドデッキ
- 書斎
- ガレージ
- シアタールーム
こんな感じで、理想の条件を順位付けしてみましょう。
これだけでも自分の中の「理想の家」が大分整理されるはずです。
今しかできない事と、後からできることを分ける
後からできる事と、今しか出来ない事を分けることも大切です。
例えば設備にこだわりたい人は多いと思いますが、設備は後から替えるが効くので、予算に困ったらできれば設備から削った方がいいです。
それに、設備は10年後、20年後に交換する必要があるものもあります。3年後には新しいのが出て古くなるわけですし。
逆に断熱材だったり、窓だったり、間取りなど、後からの変更が難しいものは、予算が許す範囲で最初にやっておいた方が良いです。
設備は10年後、20年後の夢にとっておけば良いと思います。
上で上げた条件であれば、次の項目が最初にやっておいた方がいい内容
- 対面キッチン
- 吹き抜け
- 床暖房 (後からの設置は予算が大幅に上がる為)
- ガレージ
- ウォークインクローゼット
- パントリー
- 大きな浴槽 (サイズの規定があるので、最初に設計しておきたい)
下の項目が後からでもできる内容
- 太陽光発電
- 食洗器
- 書斎
- シアタールーム
自分たちの希望順からやっておくいた方が良いものを選んでいきましょう。
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業者さんにしかできない事と、自分たちでもできる事を分ける
吹き抜けを自分たちで作ることはできませんが、DIYでできる事って実はいっぱいあります。
壁の塗装もDIYでできるし、棚くらいなら問題なくDIYで作れます。造園や頑張れば(意匠的な)外構だってできちゃいます。
構造にかかわることや、専門的なことは業者さんにお任せしないといけないですが、夢をかなえる為だったら頑張ってDIYでコスト削減するとできる幅が広がります。
自分たちは「理想の家」を叶えられたのか?
では、自分たちの家が「理想の家」ができたのかというと、結論から言えば100点満点ではないかもしれないけど、大満足の理想の家だと思っています。
自分たちの予算でできる最大限の理想の家だと思います。
それにこれから変えらることができる余白部分が我が家にはまだ沢山あるので、「未完の美」ではないですが、マイホームのこれからの成長が楽しみなんです。
私たちのマイホームを建てた時はどうやって建てたのか。
我が家のマイホームの場合、モデル設計を元に変更を加えていきました。
モデル設計〇,○○〇万円に対し+15%を追加予算の上限と決めて設計変更を加えていきました。
自分たちの理想の条件
幸い私たち夫婦は設備へのこだわりが少なく、トイレがタンク有でも構わないし、お風呂も標準規格で十分だったので、設備への予算が少なくて済んだことは大きいです。
もちろんタダでグレードアップできるものなら迷いなくしていますが、どうもプラス何十万も払って得られる満足感ではないなというのが本音でした。
その代わりの自分たちの希望が
◆絶対条件
- 対面キッチン
- 断熱性のアップ
- 造り付けの本棚
- 高い天井
- ウォークスルークローゼット
- 無垢フローリング or 床暖房
- 観音扉 or 室内窓
- キッチンボード
- 小さくてもいいから自分たちのスペース(これは夫婦で少し価値観が違いますが・・)
◆あると嬉しい条件
- 両面グリル
- メンテナンスが楽な換気扇
- 瓦屋根
- 外壁材
設備へのこだわりが少なかったのですが、唯一こだわったのが両面グリルと換気扇。お風呂でもトイレでもなくグリルと換気扇。
でもこのグリルのおかげで魚料理が本当に美味しい!外で食べるご飯みたいに美味しいです。
それと換気扇。換気扇はサイクロン型でお手入れがかなり簡単です。
設備のグレードアップが両方合わせて5万円以内なので大分安上がりだと思います。
そして肝心のそれ以外の内容は1つを除いて全て叶えることができました。
叶えられなかった条件
唯一叶わなかったのは外壁材。どうあがいても単価が高すぎる為こればかりは諦めました。
ただ、殆どのことが叶えられたので、まぁいっかと割り切れるくらいになっていました。
自分たちでできる事はDIYで
ただし、自分たちができることは全部自分たちでやりました。
観音扉の製作依頼も自分たちで、仕上げの塗装ももちろんDIY!海外にありそうな大きいヴィンテージっぽい観音扉にしたかったので、ヴィンテージショップなども回りましたが、結果としては1から制作依頼。
キッチンボードもIKEAで購入してきて自分たちで組み立て設置。
無垢フローリングもできるだけ安くていいものを自分たちで見つけてきて施主支給。
本棚も壁にネタ入れだけしてもらって自分たちでDIY。
理想の家の為であれば、案外何でもできるもです。
このDIYのおかげで、予算を有効に使うことができ、殆どの希望を叶えることができました。
結果は理想の家になっていた
細かい部分はこうすれば良かったかなという箇所もありますが(クロスの色だったり、窓性能の向上だったり)、自分たちの予算の中で最大限理想の家に近づけたと思います。
あとは、自分たちでDIYをした結果愛着がすごい湧きました。家に住み始めてからも次はどこをいじるか(観音扉の塗装だったり)、自分たちで理想の家にしていっている感じがして、とても楽しいです。
理想の家まとめ
理想の家にするためには、自分たちの予算の中でできる最大限を叶える方法と、自分たちでできる事は全てやることがとても重要だと思います。
また、「理想の家」は出来上がった瞬間のものではなくて、作っていくものだなとつくづく実感します。
まだ、我が家には出来上がっていない箇所がいくつかあり、それを作り上げていく工程が本当に楽しいです。
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