後悔しない戸建の外観デザイン!参考になる21のデザイン事例

一戸建ての印象を決定づける外観デザイン。そのテイストは様々あり自分の家のデザインを考えることはとても楽しいながらも、とても難しいのではないでしょうか?

そこで今回は後悔しない為のヒントになる21の戸建の外観デザイン事例をご紹介いたします。

好みの外観デザインにする為には大きく分けて3つ、

  1. 外観デザインに使う素材を知ること
  2. 外観デザインを構成するデザイン事例を知ること
  3. テイスト別の外観デザインを知ること

この3つを踏まて特徴ある外観デザイン事例をみるとやりたかった理想の戸建て外観デザインができるはずです。それでは見ていきましょう。

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素材にこだわった外観デザイン

外観デザインでとても重要なのが、外観に使われる素材選びです。素材一つで雰囲気が大きく変わりますので、事例を見ながらどんな素材が自分の好みなのか見ていきましょう。

重厚感ある赤レンガを使った外観デザイン

憧れる方も多い赤色レンガの外観デザインです。

こちらのお宅の場合は、レンガの色に濃淡を加えず、さらっとした印象になっています。

その代わりにモールディングを組み合わせたり、モルタルを使った窓飾りでトラディショナル(伝統的)な雰囲気を演出しています。

こういったレンガの家は経年劣化すらも楽しみになる外観デザインといえます。

ブリティッシュな雰囲気を楽しめるチョコレートレンガ

こちらはチョコレート色のレンガを使った外観デザインです。

チョコレート色になるとイギリスの街並みに出てくるような雰囲気になりますね。

窓飾りのデザインも大きく意匠することで、存在感のあるデザインになっています。

また、レンガを使った外壁はメンテナンスが少なくて済むのもメリットの一つです。

導入費用は少し高いですが、生涯でかかるコストは安い場合も多いので、レンガの外観デザインが好きであれば是非検討したい壁材です。

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アンティークレンガを使って雰囲気ある外観に

こちらは切妻屋根のシンプルな形の家ですが、外壁材(テクスチャー)で変化をつけています。

アンティークなレンガを使うことで、嘘っぽい雰囲気がなくなり本物感のある雰囲気が出ます。

日本の家などでよく見られる「作られた雰囲気のデザイン」が嫌いな人はアンティークレンガを使うと良いかと思います。

本物の材料の材料を使う事の重要性

コチラは先ほどご紹介した外観デザインによく似ていますが、1階部分が木材を使っています。

先ほどの事例同様やはり本物(イミテーションでない)の材料を使うとオシャレさが格段に違いますね。

ただ、木材はどうしてもメンテナンスが多く必要なため、このデザインが本当に好きでメンテナンスも楽しめる人向きかもしれません。

とはいえ、それだけの価値がある質感だと思います。

黒色ガルバリウム鋼板の戸建て外観

外壁全体を黒色のガルバリウム鋼板で覆ったデザインです。

錆びにくく耐用年数が長いこと、軽量なので耐震性にも優れていることが利点になります。

見た目もかなりおしゃれですが、断熱性に優れることで住みやすさも申し分ありません。

写真のように周辺が開けていると、真夏は太陽の光をまともに受けることになります。

しかしガルバリウム鋼板は熱反射率も高いので、室内温度はさほど上がらないという特性もあります。

さらに周囲を囲まれないことから、独特なデザインが際立って目立ちます。

異種素材を組み合わせた2トーン外観デザイン

外観下部分に重みのあるグレー系を配し、2階部分にはライトベージュの2トーンコーディネートデザインです。。

石素材とタイル素材のダークグレーを使うことで、高級感を演出しています。

上下階で高級感とカジュアル感をそれぞれに演出していることで、飽きの来ない外観デザインになっています。

窓枠は1階部分に合わせグレーの窓枠になっているため、上下階で反するデザインながら統一感のある雰囲気になっています。

特徴ある外観を構成する為のデザインパーツ

素材を熟知したら次に知ってほしいのが、外観デザインを構成する要素(パーツ)です。いわゆる外観の形や見た目を左右する大事なポイントです、これらを覚えておくと個性的でオシャレな外観デザインにすることができます。

土庇を使った外観デザイン

こちらの顔はレンガの家を囲うように配されたポーチ、日本で言う所の土庇(どびさし)でしょう。

建物の周りを囲うようにつけられら庇で、雨風から保護する役目を持っています。

ただ、その役目以上に建物をワンランク上のデザインにしてくれるデザイン性を持っているのではないでしょうか。

引き締まった印象の外観にしたいときは土庇オススメです。

ポーチを主役にした外観デザイン

こちらは大きなポーチをあしらった外観デザイン。

土庇同様外観が引き締まった印象になります。ポーチが有る無で家の印象が大きく変わりますね。

大きなポーチは、アウトドアソファを置けばセカンドリビングのような空間にすることができます。

鎧張りの外観デザイン

鎧張りと呼ばれる板を横向きに重ね張りした外装デザインです。

鎧張りの外装はアメリカンカントリーデザインとの相性が非常に良いです。

このデザインに大きなポーチが付くと西海岸を思わせるデザインにすることもできます。

グレーの格子窓を使ったロンドンデザインの外観

こちらはイギリス、ロンドンの住宅です。

シンプルで窓を配しただけの外観デザインでありながら、雰囲気が良いのはさすがですね。

塗り壁や吹付の壁にグレーの格子窓を均整をもって配置するととてもオシャレな外観になります。

シンプルな外観だからこそ積極的に植木の計画も取り入れたいですね。

カフェのような外観が好きであれば参考にしてみると良い外観デザインです。

テイスト別の外観デザイン

モダンテイストや和風などテイスト別にどんな外観デザインがあるか覚えると、建てたい外観デザインが見えてきます。

テイスト別外観デザインを事例を添えてご紹介していきます。

モダンテイストの戸建て外観

モダンスタイルのデザインはさまざまなサイズの家にマッチする利点があります。

こちらの事例は狭小間口の家ですが、シンプルにデザインすることで小ささを感じません。

コンクリートとガレージシャッターの木目調デザインもみごとに調和がとれています。

こちらは1階部分にガレージを含め開放感を持たせることで、すっきりとした外観に仕上げています。

壁の色も2色使うことで、手前と奥とで立体感を生み出します。

和風テイストの戸建て外観

こちらは落ち着いた和風デザインの外観です。

屋根は機能性を重視して、金属屋根を採用しています。

京都の町家風なファザードが目を引くデザインです。

さらに玄関へのアプローチにも目隠しを設置して、通りに面した家のプライベートをしっかりと確保しています。

もちろんアプローチには砂利を敷くことで、防犯面での対策も確保しています。

隣の日本家屋との調和もとれているので、優れたデザインでありながらも浮いた感じがしません。

外壁は塗り壁となり、風味のあるデザイン性と耐久性の高さを両立させています。

和モダンテイストの戸建て外観

こちらは落ち着いた和風とおしゃれな洋風をミックスさせた、和モダンの外観です。

デザインにモダンな雰囲気を持たせることと、耐久性など機能性に優れた素材を使っているのが特徴となります。

たとえばベースは和風のデザインでありながら、ガルバリウム鋼板のように耐久性と軽量性に優れた素材を使うパターンがあります。

見た目は昔ながらの落ち着いた雰囲気なので、周囲に和風な建物が多い場所に合います。

一方で家の外観に個性を持たせたいという場合、デザインそのものはモダンにしつつも素材や色合いを和風にすることで、落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。

北欧テイストの戸建て外観

自然を感じる北欧デザインの家の外観です。

周りには緑も多く、周囲とうまくマッチしたデザインになっています。

寒さが厳しい地域では北欧デザインの家は向いています。

高い断熱性と温もりのある雰囲気が住みやすさを感じるからです。

こちらの家は色合いも落ち着いた小豆色にすることで、温かな風味を出しています。

窓も小さなものを多く設置して、採光を確保しつつ三層ガラスを採用して断熱性も確保しています。

2階のウッドデッキのバルコニーが可愛らしいワンポイントのデザインと言えるでしょう。

トラディショナルな戸建て外観

伝統的な風格を感じさせるトラディショナルデザインの外観です。

こちらはアメリカンスタイルのトラディショナルとなります。

工法はツーバイフォーですが、大理石や天然石を使うことで重厚さも演出しています。

さらにこの家は二世帯住宅となりますが、回廊を使うというテクニックで、トラディショナル感を損なわないよう工夫しています。

また建物の外観そのもののパターンを変えることで、それぞれの雰囲気を違うものとしている点にも注目です。

モダンなデザインに近い外観は若い世代に、切妻屋根の外観は親世代に馴染むものとなります。

このように同じトラディショナルであっても、外観デザインを変えることで二世帯住宅という構造をうまく利用している事例と言えるでしょう。

クラシカルな雰囲気の外観ですが、開口を大きく取ったことにより、そこまで古典的な印象を受けないデザインになっています。

外のフェンスと合わせたアイアンサッシが、大きく切り取られた開口によって内と外の空間をうまく繋いでいます。

フェンス、アイアンサッシ、バルコニーのハンドレールのデザインを合わせたことで、外観全体でまとまりあるデザインにもなっています。

トラディショナルな雰囲気の中にも異種材を多く取り入れることで、奥深い外観デザインになっています。

伝統的なアメリカンデザインの戸建て外観

アメリカの伝統的な外観デザインです。

庇を大きく突き出したデザインが特徴的で、強い日差しからの部屋の温度上昇を防いでくれるとても重要な役目をもっています。

また、感覚的な問題もあるかもしれませんが、柱と庇で囲われた空間は1つの場所としての役割ももっており、玄関前の単なるアプローチではなく半屋外のような曖昧な空間を作ることで、外部との距離感を程よく作る効果もあると考えられます。

デザイン的なところで言えば、カジュアルなデザインをレンガで締めている印象ですね。硬質的な印象が加わるととたんに家の格が上がる気がします。

地中海デの外観デザイン

ニースの地中海を思わせる庭園が特徴的なデザインです。

飾り窓とパーゴラと大きな植物との組み合わせは地中海を連想させます。

特に飾り窓には特別な意味合いがあります。

プロヴァンスがフランスに統一される際にその時の王様が窓の様式だけは確定させてほしいと決めたのが現在の飾り窓になっているといわれています。

窓 様式

その時の様式が現在のニースの家のデザインにも反映されていると考えられます。

カントリーテイストの戸建て外観

可愛らしいカントリースタイルの外観です。

こちらはまるで魔法の映画に出てくるような雰囲気に仕上がっています。

開放感のある敷地なので、このような個性的な外観の家でも違和感はありません。

窓も小さく、バルコニーを設置していないので、洗濯物は乾燥機で乾かすという生活になるでしょう。

マンサード屋根を採用しているので、屋根裏部屋的な間取りにしたい時にも向いているデザインと言えます。

こちらは同じカントリーデザインでも、和風な雰囲気に近い外観になります。

狭小住宅にぴったりのデザインですが、アメリカでも人気のタイニー住宅といった印象も受けます。

費用もさほどかからない感じですし、個性も強くないので設計しやすいデザインと言えるでしょう。

エクステリアにも手作り感を感じさせますし、まさにマイホームとしての満足感が得られる家といった雰囲気です。

切妻屋根を生かした戸建て外観デザイン

こちらも切妻屋根をせり出すようにデザインされた外観です。

屋根と壁を一体化させることで、独特のデザインを実現しています。

玄関前が囲われるようなフォルムになったことで、外壁に使っている木材のテクスチャーが際立っています。

風、雨をよけられる実用性はもちろんのこと、品のある独自の外観を作っています。

門を際立たせたトラディショナル外観デザイン

黒の瓦屋根と白の木製サイディングを使ったトラディショナルな外観デザインです。

比較的シンプルに整えている外観デザインですが、門とのバランスが絶妙でとても素敵です。

迎門と言われるように門から家までのアプローチを1つのデザインととらえ全体でデザインするととてもセンスを感じます。

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屋根を大きく使った戸建て和風デザイン

和風の外観デザインにする際にオススメしたいのが、大きな屋根と突き出した軒です。

四季がはっきりしている日本では太陽の光をうまく調整してくれる深い軒がとても大切です。

夏の天から突き刺すような強い光は軒が防いで、冬の横から入る光は取りれるという昔ながらであり、一番快適に暮らせる先人の知恵を反映したデザインです。

その大きな屋根は快適性のみならず家全体の格が高く感じられます。

和風建築を考えるなら壁のデザインよりも屋根のデザインを優先して考えると家全体のデザインが良くなります。

黒の外壁を使った外観デザイン計画

黒い外壁に憧れる方も少なくないと思いますが、ほとんどの方が暗く感じそうなど少しネガティブなイメージで断念されるかもいます。

ですが、白いモールディングをポイントに使ったり、緑(芝生など)を使いコントラストを付けるとそういったネガティブな印象が消え、むしろ独特の格好良さが際立ちます。

黒色の締まった印象を引き出すには家、庭全体のデザインを考える必要がありそうです。

シンプルな外観には材質にこだわった外壁材を

シンプルな切妻屋根の家は外壁材にこだわるとなんでこんなに格好よくなるのでしょうか。

至極シンプルなフォルムなのに誰からも愛されるデザインなのは北欧デザインの特徴です。

シンプルな外観ほど材質にこだわったものを使うと出来上がりに差が出ますね。

室内を体現する外観デザイン

キューブ組み合わせたような独特な外観フォルムのデザインです。

一見それぞれの部屋に独立感を感じるデザインのようですが、実は室内は全て繋がっており、それぞれのスペースをゆるく区切っている結果のフォルムが外観にも反映されているデザインでした。

愛着のわく外観デザイン

三角屋根の切妻屋根をそのまま延長するような形でせり伸ばし、バルコニーと一体の空間を作っています。

突き出すうような外観は積み木を連想するような遊び心あるデザインになっています。

テクスチャーも1階のモルタル仕上げと、木材を使用した外壁材との相性がとても良く、愛着の湧きそうなかわいい戸建てデザインになっています。

洋館のような外観デザイン

赤い屋根に黒い破風と鼻隠し、壁の胸元まで貼った石張りの家は、洋館を思わせる伝統的なデザインになります。

日本の重要文化財の建物にもよく見られるデザインで、時が経つほどに愛着がわいてくるデザインではないでしょうか?

平屋は戸建て外観デザインの醍醐味

平屋にするときの最大の利点はワンフロアで動ける導線ではなく、その外観のプロポーションだと個人的には考えています。

壁(外壁)部分が少ない分、屋根との割合のバランスが良く、家のプロポーションが良く見えます。

上の事例のように切妻屋根の平屋はシンプルながら家本来のポテンシャルを引き出してくれる組み合わせです。

戸建ての外観デザイン まとめ

自分達がずっと住み続ける家の外観だからこそ、たくさん悩んで決めたいものです。

どの外観デザインにも味があり、愛着がわいてくるデザインです。

長く住み続ける家の参考になれば幸いです。

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家の事

Posted by koh