中庭のある家のメリットとデメリットしっかり理解できていますか?

2017/03/28

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「中庭のある家」に憧れる方が近年、非常に増えてきていますね。

大きな敷地が取れない都心部では、外からの視線が気になってしまう背景があります。

しかしながら、中庭を作るメリットも豊富にありますが、同じくデメリットも必ず発生してきます。

まずはどうして中庭が欲しいのかをもう一度考えてみて下さい。

中庭を作ることでデメリットが発生してもそれだけの価値があるかをもう一度考えて下さい。

さらに今度はそのデメリットを解消する方法がないかを建築士さんやハウスメーカーに相談して、そのデメリットをできるだけ解消して下さい。

それでは、まず中庭のメリットとデメリットを見ていきましょう。

中庭のメリットは?

中庭のメリットやデメリットを理解して「中庭のある家」を実現させましょう。

  1. 外からの視線を気にせずに生活できる
  2. 外部からの動線が限定される為、防犯性が良い
  3. 子どもを安心して庭で遊ばせられる
  4. 夜も安心して窓が開けられる
  5. 北向きの土地でも光を取り込みやすい
  6. 実際の広さ以上の感覚を得られる
  7. 風の通りを作りやすい

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1 外からの視線を気にせずに生活できる

やはり一番のメリットは「外からの視線を気にせずに生活」ではないでしょうか?

特に大きく土地をとれない都心などでは、外からの視線がとても気になるものです。

多くの方が中庭は大きな土地を持っている人ができるもの、と考えられる方が多いようですが、実際には土地が狭い人にこそメリットが大きい作り方です。

さらにそこから得られるメリットも大きく、カーテンを使わずに生活することができるため、外の自然を身近に感じられるというメリットも発生します。

2 外部からの動線が限定される為、防犯性が良い

防犯性からみると中庭は非常に魅力的です。

外部に対しての窓を減らせるので、それだけで不審者の侵入経路を遮断することができます。

場合によっては、外部からの経路を玄関のみにもできるので、防犯性能を高めたい方にも有効な手段ですね。

3 子どもを安心して庭で遊ばせられる

2番の防犯性に関連したお話しですが、子どもを安心して庭で遊ばせられるというのは親としては魅力的な点ですね。

誤って子どもが、道路に飛び出したり、不審者の目からも防ぐことができます。

4 夜も安心して窓が開けられる

これも防犯性を高めたことによるメリットですが、都心の場合夜になると防犯面からリビングであっても窓を閉じて生活される方が多くみえますが、中庭住宅の場合外部からの侵入が難しくなるため、都心でも安心して窓を開けていられるというメリットがあります。

特に寝室を1階に持ってくる場合、夏場に窓を開けたまま就寝することができる点もメリットの1つですね。

5 北向きの土地でも光を取り込みやすい

南向きが完全に閉ざされている敷地でも中央から光を取り込む中庭では、採光量の少ない北向きの敷地でも容易に光を取り込みやすくなります。

また、接道面の方位を気にしなくてもいいので、安く土地を手に入れたいひとにもオススメの手法です。

中庭にはトップライトと同じくらいの採光効果があると言われています。

6 実際の広さ以上の感覚を得られる

これについては、設計の仕方によりますが、居室と続き間のようにデザインされた中庭は、居室の広さを実際の広さよりも広く感じさせてくれます。

壁で終わるのとは違い、窓があり、その向こうが見えるというのは息苦しさも緩和してくれるというメリットもあります。

7 風の通りを作りやすい

中庭を作る際に勘違いされている方が多くいらっしゃいますが、中庭にすると通気性が悪くなるという誤解をされている方多くいらっしゃいます。

特に夏場では暖められた中庭は上昇気流が発生することで、自然に風の循環を促す事ができます。

中庭に詳しくない設計士さんやハウスメーカーにあたると、通気性の無いジメジメした作りになりやすいです。

ですが、風を読んだ設計にすると通常の建て方よりも通気性の良い家にすることが可能です。

中庭のメリットを総評すると

中庭を作ることで、外からの視線や防犯性が高まり庭に出やすい環境、またカーテンを開けた生活ができるため、閉鎖的にならずに開放的な生活を送ることができる点が非常に大きいですね。

その他に光や風を取り込むといった土地の環境を改善させるメリットがあります。

また、中庭のある家にすることで中心となる場所ができ、家族の一体感が心理的に生まれる効果もあるようです。

中庭のデメリットは?

  1. 窓が大きくなるため、冬に寒くなりやすい。
  2. 外壁が多くなるため、建築費用が上がる。
  3. 真四角な家よりも構造的に劣りやすい。
  4. 動線が長く、複雑になりやすい
  5. 中庭に面積を使うので、居室が小さくなりやすい
  6. 風の計算をしないと湿気がたまりやすい
  7. 水はけを考えないと虫の温床になることも

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1 窓が大きくなるため、冬に寒くなりやすい。

中庭を設けることで、吐出し窓のように大開口の窓を付ける事が多く、そこからの冷気で冬に寒くなりやすい傾向があります。

2 外壁が多くなるため、建築費用が上がる。

真四角の家とコの字もしくはロの字の家では使われる壁の面積が大きく違うため、その分の材料費が上がり建築費が上がってしまいます。

3 真四角な家よりも構造的に劣りやすい。

本来、家の構造はシンプルな凹凸のない正方形に近い家が一番優れていると言われます。

中庭を作るという事は、窪んだ形になってしまう為、構造的には劣りやすくなる傾向にあります。

それに加え、中庭に対して開口の大きい窓を設ける事がほとんどの為、余計に構造的に劣ってしまう事がほとんどです。

4 動線が長く、複雑になりやすい

家を分断するようなレイアウトになりやすい為、必然的にそれをつなぐ動線が発生してきます。

その為、動線が長くなり、複雑になってしまう事があります。

無駄な動線を作らないレイアウトが必要になってきます。

5 中庭に面積を使うので、居室が小さくなりやすい

設計の仕方にもよりますが、4番でお伝えしたとおり、動線が長くなりやすい分家を建てられる有効面積が少なくなってしまいます。

また、家の中央に庭を設けるという事は、家を分断する感覚に近いため、広いお部屋にしづらいというデメリットもあります。

6 風の計算をしないと湿気がたまりやすい

メリットでもお伝えましたが、中庭についてわかっていない設計士さんやハウスメーカーに当たると通気性の悪いジメジメの中庭になってしまいます。

そうすると、お部屋にもジメジメが移りやすく、また、ジメジメがたまった中庭では蚊などの虫が発生しやすくなります。

この点については風の計算で改善させることが多いので、設計士さんやハウスメーカーに相談してみましょう。

7 水はけを考えないと虫の温床になることも

中庭にすると壁に囲われる為、水の行き場がどうしても限定されてしまいます。

見た目だけに気をとらわれず、水はけがどうなっているか設計士さんやハウスメーカーにしっかり確認しましょう。

でないと、気付いたらせっかくの中庭が虫たちの住処に変わっているかもしれません…

中庭のデメリットを総評すると

中庭のデメリットの多くは設計の方法で改善できる事がほとんどです。

それを改善させるのに見合う建築コストなのか、

また、それ以上にメリットが大きいのかがポイントになるかと思います。

中庭は風水的に良くない?

風水とはもともと中国で考えられた運気の考え方です。

考え方の一つですので、賛成も反対もないですが、日本の風土、中国の風土は両者違いを考慮して考えた方が良いというのが筆者の考えです。

京都では、奥に長い敷地が多かった為、部屋の中に風を通す目的や奥の部屋からも自然を感じられるよう坪庭(中庭)が用いられました。

日本の風土、その土地にあった考えで設計することが一番大切だと考えます。

家は楽しく快適に過ごすためのものです。

中庭が自分の中で良しとするなら、考えすぎは損ですね。

何故、中庭が必要か考えよう

家族皆で一目を気にせずに庭でくつろぎたいのか、

誰かを呼んでガーデンパーティやバーベキューをしたいのか、

子ども達を遊ばせたいのか、

視線や防犯をきにせずカーテンを開けた生活をしたいのか、

ガーデンインテリアを楽しみたいのか、

それとも単に洗濯物を干したいだけなのか、

中庭をなぜ作りたいのか最後にもう一度考えてみましょう。

視線を気につるだけならもしかすると、大きな塀を作るだけでもいいかもしれません。

中庭にはメリットもデメリットもあります。

中庭のある家を想像すると「家族が楽しそう」。そう思ったなら「中庭」は買いです!

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